いちょうの木(北品川)で「豆腐桜」「ラムレーズンピスタチオ」【IG】
「いちょうの木」(WEB)
東京都品川区北品川1-28-14
TEL:090-8818-2835 営業時間:11:30-18:00 木曜休
食べたのは…2018年4月
※本エントリは、Instagramからの転載です。詳しくはこちらを→☆
北品川「いちょうの木」へ。どーーーーーしても食べたいかき氷が、2つあったんです。
「豆腐桜」600円(上の写真)は、かき氷の中に焼き豆腐が入っているという衝撃作。桜の前に豆腐が来ているあたりに、主役は桜じゃなくて豆腐だよという店主さんの主張を感じます。
食べてみると、思った以上にモロに豆腐でびっくり。しかしこの焼き豆腐が、塩気を感じて意外な旨さ!店主さんやっぱり天才だなぁ…(しみじみ)。お腹にたまるけど、豆腐だから重くないのも◎。
「ラムレーズンピスタチオ」800円も傑作!ピスタチオクリームがこっくりと、他店のピスタチオ氷とは全く違うアプローチ。そして、粒あんかと思うほどゴロゴロとたっぷり入ったラムレーズンがこれまた美味しすぎ。ラスト、甘じょっぱい味を締めるのはブラック珈琲(エスプレッソかな?)。おいし~いっ💕
最後は、自分で素材を3つ選ぶ「組み合わせ氷」。桜あん+ラムレーズン+白玉でオーダーしたら、ピンク+グリーン(宇治)のカラーリングが可愛らしい、春らしいかき氷がでてきましたよ。この桜あんとラムレーズン、やっぱり美味しいなぁ。白玉は茹でたて熱々ビッグサイズが6個もあった😍
お昼代わりに頼んだお雑煮もおいしかったし、友人の頼んでた激辛きしめんも美味しそうでした。
※「いちょうの木」に興味がある方はこちらもどうぞ。
「Chez Andy Labo」(シェ・アンティ・ラボ、府中)で「イートンメス冬Ver」など3種類【IG】
chez andy labo(シェ・アンディ・ラボ)
東京都府中市府中町2-20-13 TEL:042-306-5320
食べたのは…2018年3月
※本エントリはinstagramからの転載です。詳しくはこちらを→☆
ずーーーーっと行きたいと思っていた、念願のChez Andy Labo(シェ アンティ ラボ)。久しぶりに行ってきました!5年ぶりの再訪です。
今回食べたかき氷は、「チョコミント」、「レモンとフロマージュブラン」、「イートンメス 冬Ver」の順で3つ。いやー美味しい。期待以上。どれもおいしかっです。相当ボリュームあるので、連食なさる方はご注意を…。
刺さってるのがココメレンゲだったり、クリームが濃厚で技ありだったり、クランブルが美味しかったりと、まさに「ケーキ屋さんならでは」のかき氷です。ケーキ屋さんの作るかき氷って、引き算しないといけないところを足し算しちゃう傾向があって、なかなか美味しいものに出会えないんですが、本当に美味しかったです。びっくりしました。私、かき氷の中に歯ごたえがあるものが入ってるのあまり好きじゃないんですけど、これは本当に美味しいと思った。強いて言えば、チョコミントはもうちょっとミントが強い方が好きかなと思ったくらい。
味的にも、ルックス的にも、関西のかき氷好きさんが、好きそうなかき氷な気がしますよ。 実はこのお店にはかき氷を始めてすぐの頃に伺ってるんですが、当時のかき氷は、今とはまるで別物だったんです。素晴らしい進化…! あ、かき氷提供日は少ない&結構不定期な営業スタイルなので、営業日の確認をお忘れなく。
"刀で削るかき氷"とは?:台湾・潮州「阿嬤古早味」で「手工刀削冰」
台湾のかき氷を紹介するタイワンウジキントキ、第二話。今回紹介するのは、こんなかき氷です。
パッと見て、特徴が分かりますか?どんなかき氷なのか想像していただきながら、台湾・潮州を行くかき氷旅行話、再開します。
☆ ☆ ☆
台南南部の潮州という町で熱々のかき氷「冷熱冰」を食べた あと(潮州がどこかについても前話を参考のこと)、近所にもう一杯かき氷を食べにいきました。8月の潮州はそれはもうとんでもなく暑くて、数百メートル歩いたら何か飲みたくなってしまうほど。暑さで半分もうろうとしながら歩いていてたどり着いたのがここ。
お店の名前は「阿嬤古早味」。看板にある「刀削冰」という文字が目に留まったのです。似た漢字の単語で「刀削麺」といえば、おなじみ、小麦粉を練った生地を職人さんが肩に担いで、包丁でシュッシュッと削って鍋に落としてゆであげた麺料理。同じく「刀で削る」、麺じゃなくて「氷」とはどんなものかというと……。
お店の人が、氷柱を包丁で削ってるー!
写真に肝心の包丁が写ってなくてゴメンナサイ。いわゆる普通の”中華包丁”です。四角くて大きな刃の、あの包丁。あれでジャッジャッと小気味よい音をたててリズミカルに大きな氷を削っていきます。
日本のかき氷屋さんで主流の、ふんわりきめの細かいかき氷とは真逆。
ということで、食べる前のかき氷の全景をもう一度。包丁で削るので、氷の粗さがなんといっても特徴的。氷をすくって食べると、カリリ、パリンと口の中で音がするくらい。クラッシュ氷に近いのですが、断面が意外なほどなめらかで、クラッシュ氷のかき氷を食べるのとは違ってパリパリおいしいです。
氷の下には、いろんな種類の豆やゼリーが。私は「手工刀削氷」としかオーダーしなかったのですが、おそらく八宝氷(いろいろな種類の具が入っているかき氷)だったんでしょうね。
「手工」とは「手作りの」、「刀削冰」は包丁で氷を削ったかき氷のこと。機械を使わずに、手で削ったかき氷という意味のよう。つまり、「手工刀削冰」とオーダーしただけだと、氷の削り方しか指さないので、具が何なのかは指定していないことになるのです。ほかの人が食べているのを見ていると、手工刀削冰だけど具が違うかき氷もありましたよ。
というわけで、作っているところも、食べた感じもかなり斬新だった手工刀削冰。おいしかったけど、これは夏に食べたいかき氷かなあ……。冬場に食べたらさすがに体が冷えそうな気がします。
「阿嬤古早味」、お店の場所はこちら。
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続きを読むかき氷なのに熱々?"冷熱冰"を体験した:台湾・潮州「阿倫冰店」「正宗牌潮州冷熱冰」
トーキョーウジキントキのayanoです。すっかり松もあけてしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。今年の年末年始のお休み、みなさんはどんな風に過ごされましたか? 私は台湾南部(高雄&台南)をぶらぶらして遊んでいました。基本的には夏季更新のトーキョーウジキントキですが、今月からしばらく活動再開。筆者の台湾気分が高まっている間、期間限定「タイワンウジキントキ」をお送りしようと思います!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ここ10年で日本のかき氷のレベルは劇的に向上した」というのは、あちこちでお話ししていることですが、その前の段階(つまり10年ちょい前)で世界一かき氷がおいしい、レベルの高い国はどこだと思いますか? トーキョーウジキントキが始まった十数年前、私は「日本よりかき氷がおいしい国ってどこかあるの?」と問われたら、迷わず「台湾!」と答えていました。
南国の台湾。果物の旬はあるものの、それ以外の具材であれば一年中かき氷が食べられるので、かき氷フリークにとってはたまらない国です。台湾のかき氷といえばおそらく、ほとんどの人が「マンゴーかき氷」を連想すると思います。もうちょっと詳しい方だと、味を付けた氷を削る「雪花冰」、豆や芋など多様な具を入れた「八宝冰」や、黒砂糖のシロップをかけたかき氷などもご存じかもしれません。
でも実は台湾にはそれ以外にも多種多様なかき氷があるのです。しばらくの間、そんな知られざる&多様性と魅力に満ちた、台湾かき氷の世界をご紹介しようと思います。
さて、前書きが長くなりました。タイワンウジキントキとしてまず一つ目に紹介するかき氷は「冷熱冰」。台湾でも南の方にある、屏東県の中心的都市、「潮州」という町の名物です。右の地図で、青い斜線で囲ってあるのが屏東県、赤いポイントが付いているのが潮州鎮(日本語だと「鎮」は「町」くらいの意味かな?)。台湾南部の大都市、高雄から特急に乗って40分くらいですね。
潮州の町の中心のロータリーに面して、冷熱冰のお店が二軒あります。一軒は「阿倫冰店」、もう一軒は「正宗牌潮州冷熱冰」。冷熱冰とは、一言で言うならば「アツアツのかき氷」。かき氷なのにアツアツとは?と疑問に思うと思います。でもほんとに熱くて冷たい、珍しいかき氷なのです…。まずは阿倫冰店へ行ってみましょう。
●阿倫冰店
阿倫冰店で注文したのは「総合冷熱冰」(45元、約158円)。出てきた冷熱冰は、一見普通のかき氷。かなり粗めにかいた氷には、べっこう飴みたいなシロップがかかっていて、氷とシロップだけを食べるとちょっとジャリジャリします。
しかし氷を掘り進むと、中から現れるのは熱々の具材!上の氷が冷たくて、下の具材が熱々だから「冷熱氷」というわけです。
混ぜずに食べるのが推奨だそうで、食べるときは、上の冷たい氷と、下の熱いおしるこを一緒に口に入れます。当然食べ進むうちに溶けてきてなんとなく混ざり、最終的には適当に冷えた薄甘いおしるこになる、という趣向。
具材の部分は、団子、小さな白玉、タロイモ、小豆、緑豆、ピーナツなどなど。要は台湾版のおしるこみたいなものなのですが、どれもそれぞれ絶妙な煮加減、甘さ控えめでとってもおいしい!
日本のかき氷でも茹でたての白玉を添えてくれるお店がありますが、どうしても氷の横に置いておくと冷えてきて固くなってしまいますよね。あれがないってすばらしいなあと思うんです。おいしい~♪
お店の中央ではいつも大鍋にグラグラとおしるこの材料が煮えていて、中でも白玉や団子類がすばらしいです。少しずつひっきりなしに作るので、いつでも作りたてでもっちもち。注文すると、大きなお玉で手際よく熱々の具を器によそい、その上に氷をかいて仕上げてくれます。
お店はこんな感じです。具だくさんなのでかなりボリューミーなのですが、「もう一杯くらい食べられるだろう」と、すぐ近くにあるもう一つのお店へ。
●正宗牌潮州冷熱冰
もう一軒の正宗牌潮州冷熱冰も同じロータリーに面して建っているので、そのままハシゴしてきました。こちらでも「総合冷熱冰」を注文(45元、約158円)。
上に粗めの氷とべっこう飴みたいなシロップ、下に熱々の具材という構成はさっきとまったく同じ。
おいものカットが大きい!中にゴマが仕込まれたこの大きなダンゴがまたもちもちで美味。小さな白玉も、モチモチチュルンとした舌触りでおいしかったですよ。冷やさない&作りたて・茹でたてで熱々だからこそおいしいんですね。
左に座っている女の子の手元に伸びている細長い白いものは、練った白玉粉です。細長く延ばしたものを、指先をつかってものすごいスピードで細かくちぎり、そのまま鍋にぽいぽい投入してゆでていきます。あまりの速さに思わず動画を撮ってしまったけど、うまく映ってなくて残念^^;;
店内はこんな感じ。半分、外です。
このあたりは熱帯で、夏には灼熱の太陽が降り注ぐので、熱々のおしるこはさすがに食べる気にならないのだろうことも分かります。8月と12月の2回訪問したのですが、特に8月に行ったときには満員御礼で、代わる代わる冷熱氷を食べる人がお店を訪れていました。12月に食べたときも同じく美味しかったです。
「熱い+冷たいに意味があるのか?」と食べる前には思ったけど、実際に食べてみると納得、の冷熱冰。ふんわり氷が人気の日本のトレンドとは真逆の、ガリガリ粗い氷にもちゃんと意味がありました。しかし潮州には、冷熱冰以外にも珍しいかき氷があったのです!台湾・潮州のかき氷の話、まだ続きます。
お店の場所はこちら ↓ ↓ ↓
続きを読むいちじくチーズはちみつあいがけの魅力に抗えない!:四谷三丁目「かき氷Ryan(ライアン)」
かき氷Ryan(Twitter / Instagram)
東京都新宿区荒木町7 野崎ビル1F 電話:なし
営業時間:12時~17時、月木+不定休
食べたのは…2014年10月、2015年9月10月、2016年7月8月9月10月、2017年8月
主な値段は…いちじくチーズはちみつ800+桃800=相がけ1100円(2017年)、イチジクチーズハチミツ800、黒蜜きなこ金時700、マサラチャイ700ほか
今年のトーキョーウジキントキ、そういえば全然東京のかき氷の話を書いてなかったな……と思ったので、今回はわたしayanoがリピートして、何度も食べてるかき氷の話をしようと思います。
かき氷写真を整理しながら「2016年の夏、一番食べたかき氷ってどこだろう?」と考えてみたところ……ここでした!四谷三丁目「かき氷Ryan(ライアン)」。つい先日食べた、「いちじくチーズはちみつ+桃」の写真がこちら。どどーん♪
四ッ谷の「Ryan(ライアン)」は夏の間だけ、バーを間借りして昼間だけ営業しているお店です。わたしが初訪問したのは、2014年の秋でした。初めて行ったときは店の場所が分からず、道に迷って路地裏をグルグル歩き回ったっけ……その後何度も通った結果、いまはサクッと行けるようになりました。丸ノ内線・四谷三丁目駅から数分歩けばつきます。
こちらはかき氷の種類がかなりたくさんあり、どれも美味しいので毎回迷うのですが、+ 200円すると2種類のシロップを“あいがけ”をしてくれるのがいいところ。かき氷自体のサイズもかなり大きいので、あいがけで2種類の味を楽しむことをお勧めします。
いちじくチーズはちみつと、ブルーベリーチーズタルトのあいがけ。かき氷だけど、パフェみたいにこってり濃厚で食べ応えのあるかき氷です(実際、わたしのある日のお昼ごはんです、これ)
この日も左はブルーベリーチーズタルトですが、右側が「八宝ほうじ茶蜜」。豆や芋などいろいろな種類の具が入ったほうじ茶蜜です。秋の氷なので、今年ももう少ししたら登場するんじゃないかな、と。
マサラチャイと桃のあいがけ。マサラチャイはシナモンとカルダモンの風味が主役で、ミルク分少ないチャイ氷。桃も甘さ控えめサッパリで美味。
初めて行ったのは2014年の10月。営業最終日に滑り込んだのでした。懐かしいなあ~。ベリーベリー、600円。今とはルックスも違いますね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
上述の通り、2016年の夏にハマって、Ryanに何度も食べに行きました。私の勤務先から1時間で行って帰ってこられるありがたさもあり、お昼ごはん代わりに何度もリピート。おいしくって、サイズが大きくて、迷ったらあいがけで2種類氷が食べられて、氷のかきかたや温度管理も上手で……でも、こんなにハマった一番の理由は多分、"いちじくチーズはちみつ"の魅力にやられてしまったから。
「いちじくチーズはちみつ」のかき氷。思いのほか甘くなく、チーズの味が濃厚なかき氷です。とろんとしたイチジクはさっぱり味。濃厚なチーズの上には香りの良い粗挽きの黒胡椒がたっぷりとかかっており、まるでイタリアンのデザートのようなかき氷なんです。私はいつもそのままオーダーするんですが、「チーズ少なめで」というオーダーも時々見かけます。より、いちじくの味を楽しみない人はそういうオーダーもいいかもしれませんね。
いろいろな種類のシロップがあるRyanですが、中でも特に私がハマっているのは……
- いちじくチーズはちみつ
- マサラチャイ
- 黒蜜きなこ金時
この3種類。大抵、この3種類+そのとき気になった氷のあいがけか、この3種類の中で2種類のあいがけを食べている気がします。
「マサラチャイ」はスパイスがガッツリ効いたかき氷。紅茶専門店がつくるチャイ系かき氷とも違うアプローチで、すごく好きなんです。また、「黒蜜きなこ金時」は、香ばしいきな粉と、コクのある黒蜜がいい組み合わせ。ふっくら大粒の小豆は甘すぎず、他のお店のきなこかき氷と比べてた中でも、かなりおいしいと思います。
今年(2017年)は「低糖質かき氷」という新メニューも登場したのですが(そして、かき氷ブロガー的には新メニューは積極的に試すべき、と頭では分かっているのですが)、低糖質かき氷はサイズが小さめって書いてあるんですよね。どうしても、おいしいかき氷をたっぷりいっぱい食べたくて、つい普通サイズメニューから選んでしまう……。
というわけで、とりとめなく紹介してきた「かき氷Ryan」。そうそう、Ryanと言えばもう一つ、いつもBGMに素敵なセンスの良いポップスがかかっているのもお気に入りな点。三軒茶屋のバンパクさんもそうなんですが、かき氷を食べながらのBGMも毎回楽しみなのです。私が行くときは、キリンジ、やくしまるえつこがかかっている率が多いような。いつか私の大好きな歌い手さんの歌がかからないかな……なんて、妄想しながらかき氷を食べているのでした。今年もおそらく10月くらいまでの営業だと思うので、悔いが残らないようにあと数か月、通いたいと思います。
台湾で、マンゴーかき氷の聖地に行ってきた:台南「玉井市場」
台湾グルメといえば、まず筆頭に挙がるのが「小籠包」、デザートだったら「マンゴーかき氷」ではないでしょうか。確かに日本に比べると、味がおいしくて値段が安いんです、台湾のマンゴーかき氷。
台北の人気店「ICE MONSTER」や「冰讃(ピンザン)」はもちろん、一つ前に書いた「世界一美しいマンゴーかき氷」(私調べ)を出す台中のこのお店だって、日本で食べたらいくらになることか……。
それくらい台湾のマンゴーかき氷はおいしい。でも、台湾かき氷ファンとしては、声を大にして言いたい。本当にマンゴーかき氷が好きなら、そして台湾に行ったなら、台北で満足してないで、ぜひ足を伸ばしてほしいのです、台南へ!なぜ台南なのか?ちょっと長いですが、ぜひ以下を読んでくださいませ。
台南のマンゴーかき氷は、台北とはレベルが違う
以前トーキョーウジキントキで、こんなお店を紹介したことがあります。
台南の「裕成水果」。店名から分かる通り果物屋さんです。ここのかき氷、台北のかき氷とはレベルが違います。カットしたてでジューシーなマンゴーの果実が、丼サイズの器にこんもりと、ものすごい量載せられているんです。食べても食べてもマンゴー。しかも味が濃厚でとろけるように甘く美味。さらに値段も台北より安い。こんな幸せなことがあるでしょうか……。
裕成水果の他にも、「泰成水果店」「莉莉水果店」など、台南にはマンゴーかき氷がおいしいお店がいろいろあります(そのうち書きます)。店名を見てピンと来たかたもいるのでは。そう、どれもすべて果物屋さんなんですよ。
なぜ台南にマンゴーかき氷がおいしい店が多く、しかもほとんどが果物店なのか。それは、台南のすぐ近くに、マンゴーの一大産地「玉井」があるからなんです。ここはマンゴーかき氷の……というか、台湾マンゴーの聖地ともいえる土地。台南産のマンゴーだけでなく、台湾の他の地方で作られているマンゴーも集まるマンゴー中心の青果市場があるんです。
台湾は6月からがマンゴーのシーズン。2017年6月、念願叶って初めて玉井にいったので、以下その写真をお楽しみください。マンゴーかき氷ももちろん食べてきましたよ!
台南からバスで小一時間、玉井のマンゴー市場へGO
台鉄の台南駅前から「緑幹線/Green Line」と呼ばれるバスに乗り、玉井へ。終点か、一つ手前のバス停が市場に近いです。バスは空いてて快適快適。
バス停を降りると、ものすごい人出でにぎわっており、町の看板はマンゴーだらけ!「玉井は本当にマンゴーの町なんだなあ」と実感します。テンション上がるなぁ~♡
薬局を挟んで2店、どちらも有名なマンゴーかき氷屋さんです。
郵便受けもマンゴー&マンゴーかき氷……(笑)
そのへんの道ばたにもマンゴーが生えてる……(驚)
ちょっと歩くと玉井の青果市場に到着。賑わってます!
中に入ると……
見渡す限りマンゴーだらけ!
赤いマンゴー、黄色いマンゴー、緑のマンゴーなど色とりどり。形もさまざまです。台湾マンゴーというと「愛文種」が人気・知名度共にNo.1ですが、実はいろんな種類のマンゴーがあるんですね。
マンゴーはかごに入って売られているんですが、卸売市場だけあって、このカゴがどれも大きい!1カゴに10~20個くらいマンゴーが入っているんです。玉井の町が賑わっているのに、バスが空いてた理由がようやく分かりましたよ。マンゴーを買って帰るのにバスじゃ無理だからみんなクルマで来るんですね。大きなカゴがどんどん売れていきます。すごい。
でも、私はもうすぐ帰国。20個もマンゴーを買って帰るわけにはいきません。もっと少ない数で売ってくれるところはないかな……と探し当てたのがこちらのお店。
おねえさんに交渉して、おすすめの品種で小さめのマンゴー2種類混ぜて、7個で売ってもらいました。500円くらいだったかな。安い!写真にも写ってる「バナナマンゴー」を食べてみたかったなぁ、頼んで混ぜてもらえばよかったなあ……と今になって後悔してみたり^^;;
買って帰ったマンゴーは、ホテルの冷蔵庫で冷やして、ナイフを借りて部屋でカットして食べました。品種によって全然味が違ってびっくり。しかもどちらもめちゃくちゃおいしいの!マンゴーだけでお腹いっぱいになる幸せ……思い出すだけで顔がにやける……。
さて、せっかく玉井に来たんだから、本場のマンゴーかき氷を食べましょう!今回は市場の外で1軒、中で1軒、あわせて2軒でマンゴーかき氷を食べましたよ。
市場内「愛文郷冰島」
玉井市場内でマンゴーかき氷を食べられるお店はおそらく「愛文郷冰島」と「芒果の故郷」の2店。どちらも賑わってますが、今回は「愛文郷冰島」で食べてきました。
カウンターの上の看板をぱちり。マンゴーのかき氷2種、アイスキャンディー、アイスクリーム……とマンゴーだらけ!
「愛文郷芒果冰」大130元(約520円)。雪花氷(ミルク氷)ではなく、普通の氷をかいたかき氷にしました。カレー皿くらいの皿に山盛り、かなり大きいです。周りをみても2-3人で食べてる人ばかりです。
氷はちょっとジャリ気味ですが、どっさり盛られたマンゴー(多分2種類の品種が混ざってる)がおいしすぎて細かいことはどうでもいいキモチに……。上に載せられたマンゴーアイスも、青いマンゴーのスライスもぱりぱり酸っぱくておいしいです。さすがマンゴーの聖地。おいしすぎる……っ!!
市場外「冰上賓」
もう1店市場の外、「冰上賓」というお店に。わりと最近できたばかりの新店です。人気No.1だという「御用芒果冰皇」(200元)と、No.2の「金鑚芒果雪花冰」(小、100元)を。
まずは金鑚芒果雪花冰。小といってもかなり大きいです。マンゴーミルクで味を付けた雪花氷をかいて、切り立てのマンゴーをたっぷりのせ、マンゴーアイスを上に載せてチョコスプレーをぱらぱら。
こちらが御用芒果冰皇。200元(約800円)ってかなり高いなと思ったんですが、出てきたのを見たらなるほどなと。マンゴーかき氷の下に、マンゴージュース?ピューレ?をマンゴー型に凍らせてつくった台があり、これも食べられるようになっているんです。アイスも二つ。写真だとサイズ感が分からないと思いますが、けっこう大きいです。
ついでにカットマンゴーも食べちゃいましたw
マンゴーでおなかいっぱい……。
☆ ☆ ☆
そんなわけで、以上台南・玉井市場の紹介と、市場で食べられる極上マンゴーかき氷のお話でした。どちらもおいしいんですが(日本にあったら連日大行列間違いなし)、市場内のお店のワイルドなマンゴーかき氷のほうが私は好きだな。
日本でも人気のマンゴーかき氷。これをお目当てに台湾に行く人も多いと思いますが、マンゴーかき氷が好きならぜひ台北じゃなくて台南に行ってほしい。そして余裕があれば、一度玉井市場に行ってみてほしい! 以上、台湾大好き、マンゴーかき氷大好きなayanoの玉井レポートでした!
人生で最もインスタ映えするマンゴーかき氷に出合った:台中「第四信用合同社」
「第四信用合同社」
台中市中區中山路72號(台中駅から徒歩五分)電話:(04)2227-1966
食べたのは…2016年6月
主な値段は…「芒果冰」450元(約1650円)
「マツコの知らない世界」かき氷特集の話を取り上げたエントリで(☆)、こう書いたんですよね私。
沖縄のかき氷もおいしいけど、台湾のかき氷も本当においしいんです!トーキョーウジキントキではまだ一桁しか紹介していないけど(→☆)、実は台湾の「第四信用合同社」あちこちで結構食べ歩いております、私。
そう。私、台湾でけっこうあちこちかき氷食べてるんですよ。最近休みになると台湾ばっかりいってるくせに、そういえばブログにもTwitterにもInstagramにもほとんど書いてなかった……!
めっちゃ反省したので、というよりも、台湾のかき氷の楽しさ&おいしさを日本のみなさんにも知って欲しいので、しばらくトーキョーウジキントキで台湾のかき氷を紹介しようと思います。
というわけで台湾のおすすめかき氷、まずは台中の「第四信用合同社」から。台中に行った人はおそらく大抵「宮原眼科」という超有名なアイスクリームショップをご存じだと思います。日本統治時代の建物をリノベーションし、おいしくて素敵なアイスやお菓子を販売するお店です。
実はその宮原眼科の姉妹店がすぐ近くにあるのをご存じでしたか。それが「第四信用合同社」。宮原眼科はもともと眼科医院として使っていた建物ですが、第四信用合同社は銀行(信用組合)だった建物をリノベーションしたもの。宮原眼科と違い、こちらには着席してアイスを食べられるカフェスペースがあるんです。
そのカフェスペースでは、アイスだけでなく、台中名物の太陽餅やかき氷なども食べられるようになっています。果物を使ったかき氷は、そのシーズンの旬のものをたっぷり使ったもの。
私が台中を訪れたのは6月、台湾はマンゴーとライチの季節。ライチのかき氷にもかなり惹かれたのですが、悩んだ末にマンゴーかき氷を注文。出てきたかき氷があまりに美しくてテンション上がりましたよ。見てください、これ……!
美しい~~♡ キューブに固められたマンゴーかき氷の上には、こちらもマンゴーの味が濃厚なマンゴーアイスが大きく1スクープ。マンゴー2つ分くらいの果肉は一切れ一切れがかなりの大きさ。そして一筋伸びる、梅の枝を象った砂糖菓子。
「う、美しい……!」と思わず声がでちゃいました。あっちこっちでマンゴーかき氷を食べていますけど、こんなに美しいマンゴーかき氷は食べたことがない。こんなにフォトジェニックな……というか、いわゆる「インスタ映え」するかき氷、初めて見ましたよ。
この年はとんでもなくマンゴーが不作の年だったのですが、それでもかなりハイレベルなマンゴーが切り立てでたっぷりと載せられていました。ああああ、おいしい……。
しかし、この写真だとサイズ感が分かりませんよね。実はこれ、とんでもなく大きいのです。思わずかき氷とツーショット写真を撮っちゃったので、サイズ比較のために貼ってみます(お恥ずかしい)。
このサイズですよ……! めちゃくちゃ大きいの、分かります?
実は最初、注文するのにちょっと迷ったんですよ。なぜかというと、ここのかき氷、台湾のかき氷としてはとんでもなく高価で、450元(約1650円)もするんです! でもこのサイズとクオリティ、食べたら納得しました。
キューブ状に固めたかき氷を崩して食べていくとこんな感じに。固めた、というと食感悪そうですがそんなことないんです。上手に氷がほどけていって、崩してしまえば山形に盛り付けたかき氷のようになります。
というわけで、値段にも大きさにも驚いたけど、何よりその美しさとおいしさで心に残るかき氷でありました。
上にも書いたとおり、第四信用合同社は日本統治時代の銀行の建物をリノベーションしたカフェ&ショップ。内装もとにかく素敵なので、最後に写真を何枚か貼っておきますね。
これ、おそらく銀行の窓口カウンターだったんだろうなあ。
おそらく左に写っているのは金庫。
そうそう、食べ物ブログなので写真はやめておきますが、台中のデパートや素敵カフェは、トイレがものすごく凝った作りだったり美しいインテリアだったりすることが多いんです。ここの建物のトイレもそれはそれは素敵でしたよ!
第四信用合同社、とても素敵なカフェです。台中に行ったときは、ぜひ立ち寄ってかき氷を食べてみてくださいね。