かき氷イベント「第十回ひむろしらゆき祭」に行ってきた!@奈良市
みなさま御無沙汰しております。どーーーーーしても書きたいことがあって、久しぶりにトーキョーウジキントキを更新することにしました。ちょっと長いのですが、お付き合いいただけたらうれしいです。
2023年4月15日(土)、奈良県で毎年開催されるかき氷イベント「ひむろしらゆき祭」に行ってきました。今年でなんと第10回!コロナ禍で中断していたので、4年ぶりの開催となります。今回は奈良公園バスターミナルで行われました。
ひむろしらゆき祭とは?
続きを読む祝・かき氷の日!阿古真理さんと一緒に「銀座のジンジャー」でエスプーマのかき氷を食べた話
7月25日は「な(7)つ(2)ご(5)おり」の語呂合わせで「かき氷の日」なんだそう。今日は夏らしい暑い日で、確かにかき氷食べたい気分ですよね……ということで、今回はちょっと番外編をお送りします。
先日、作家・生活史研究家の阿古真理さんに取材を受けた内容が、”かき氷の「高級化」が止まらない…! グルメなかき氷が流行している要因” という記事になって公開されました。
2018年に書いた「イマドキのかき氷は、なぜ1,000円超えが普通なのか?」の続きのような話をまとめていただいたこともあって、ここ数年のかき氷の進化、高級化などについてお話しています。
サブタイトルが「夏だけでなく、通年で食べられる!」なあたり、「かき氷が本当においしい季節は夏以外だ」という、私の日頃からの主張がまだまだ世間にまったく浸透していないことを感じました*1。しかし後日、阿古さんから「担当編集者は、頭がキーンとしないかき氷があることを知らなかったらしい」と聞いて、トーキョーウジキントキの存在価値*2はまだなくなってなかったかも、とちょっとやる気がでました(笑)。
「流行りのかき氷を食べてみたい」リクエストで銀座のジンジャーに行くことに
この取材にあたり、「実際に、おいしいかき氷を食べてみたいですよね?」「最近の流行りのかき氷にしましょうか」という話になりまして、「エスプーマとかクリームのかき氷を食べてみたいです」と阿古さんがおっしゃるので、今回私がチョイスしたのは「銀座のジンジャー」。
最近のかき氷のトレンドの話をすると、必ず出てくるのが「エスプーマ」の話。「エスプーマのかき氷を食べてみたいならどこがいいですか?」と聞かれると、たいてい私がお勧めしているのは
- ブンブンブラウカフェ
- 銀座のジンジャー
のどちらかなのです(都内の場合)。交通の便の良さで今回は銀座をチョイス。私自身もよく行くお店がいいだろうし、トーキョーウジキントキでも何回か紹介してるし……と思ったら一回しか紹介していなかった(汗)。
この日のエスプーマかき氷は、「白桃烏龍チーズティーに花椒アクセント」「塩キャラメルとナッツ」の2種類でいずれも1650円。
白桃烏龍はジンジャーさんらしいなあと思ったのですが、阿古さんも味見したいほうにしましょう、ということで「塩キャラメルとナッツ」を注文。キャラメルエスプーマやカマンベールチーズソース、レモンカードが入り、上にナッツを振ったかき氷です。
*1:2022年以降、トーキョーウジキントキの新コンセプトは「かき氷は”夏以外”がおいしいことを広める」なのです。→トーキョーウジキントキ、19年目の所信表明
*2:2003年にスタートした時は、「世の中には頭がキーンとしないかき氷があると知ってもらうこと」がトーキョーウジキントキのコンセプトだった
カキ氷&カフェ フウリン堂で「桃のコンポート」氷を食べる(新高円寺)
カキ氷&カフェ フウリン堂(Twitter/Instagram)
東京都杉並区梅里2-13-4
TEL: なし
食べたのは……2022年7月(通年提供)
去年新高円寺にオープンしたかき氷屋さんの「フウリン堂」。前から気になっていたのですがようやく訪問できました!
そもそも新高円寺駅に降りるのが初めて。丸ノ内線を降りててくてく歩いていくと、店頭に手書きのポスターが貼られた小さなインドカレー屋さん(?)が。初めてのはずなのになんだか初めてな気がしない……と一瞬考えて思い出しました。ああっ、ここはあのたどたどしくてクセになるネパール人の日本語ツイートで大バズり、「お花見には一斗缶ビリヤニ」で一躍有名になった「サラムナマステ」ではないですか。
「そうか、サラムナマステは高円寺と思ってたけど、新高円寺にあったんだ」なんて思いながらてくてく歩くこと数分、目的地のフウリン堂さんに到着しました。
続きを読むチョコレート専門店Minimalのかき氷が美味だけどちょっと物足りなかった件@代々木八幡
minimal 富ヶ谷本店(Web)
東京都渋谷区富ヶ谷2丁目1-9
TEL: 03-6322-9998
食べたのは……2022年6月(夏季限定)
前回の佐藤屋さんに続き、今回もチョコレートのかき氷のお話をしたいと思います。
以前、トーキョーウジキントキで赤坂のチョコレート専門店「MAMANO」のかき氷を紹介したことがあります(2014年なので、大分昔ですね……)。このときに書いたのが、「チョコレートは油(脂)、氷は水なので、チョコレートのかき氷って難しい」という当時の常識について。この話はMAMANOの方だけでなく、他の複数のかき氷店店主からも「チョコレートは油だからかき氷とは相性が悪い」という話を聞いていました。
しかし、あれから8年という年月が経ち、かき氷の世界はものすごく進化しました。
大きな第一歩は、慈げんさんが始めた(私が知る限り、です。もし間違ってたらご指摘ください)「ミルク氷+ココアパウダー」という構成のかき氷です。このスタイルは他の複数のかき氷屋さんにも踏襲され、ここ数年はセブンイレブンのカップかき氷の定番にもなっています。
さらに、チョコレートの季節は冬。かき氷を通年で提供する店が増え、12~3月の冬場のイベント氷、特に2月の「バレンタイン氷」が当たり前になる中で、チョコレートをかき氷に使うお店がすごく増えました。
さらにもう一つ、世間のチョコミントブーム(?)を背景に、「チョコミント氷」を提供するお店もここ数年どんどん増えています。こちらも最初はチョコ+ミントのかき氷、という感じだったのですが、最近はクリームにミントを混ぜて、そこにチョコを足したパフェっぽいチョコミント氷も珍しくありません。
チョコレートのかき氷はいまや当たり前になった、というか、すっかり人気のフレーバーの一つになった昨今。
……というトレンドの話を踏まえた上で今回ご紹介するのは、代々木八幡のビーントゥバーのチョコレート専門店「Minimal(ミニマル)」です。数年前から夏季限定でチョコレートのかき氷を始めたとは聞いていました。ようやく今年食べてこられたので、その感想を。
続きを読む乃し梅+チョコ、意外な組み合わせだけどめっちゃいい@佐藤屋(山形)
長いことサボってしまってごめんなさい。今週からまた週1ペースで更新していこうと思います。今回は、5月末に横浜タカシマヤで行われた催事、山形物産展で食べた、乃し梅のかき氷をご紹介します。
乃し梅本舗 佐藤屋(WEB)
山形県山形市十日町3-10-36
TEL: 023-622-2108
食べたのは……2022年5月(横浜タカシマヤの催事)
山形市のお菓子やさん「乃し梅本舗 佐藤屋」(佐藤屋 松兵衛)は、のし梅を主力商品とする和菓子屋さん。のし梅ってご存じですか?梅の実をジャムみたいに煮詰めて、竹の皮に挟んでうすく伸ばした、甘酸っぱいゼリーみたいな寒天みたいなお菓子です。佐藤屋さん、山形ではもちろん有名だし、関東民だと、茨城名物でもあるので一度は食べたことがあるかも。
そんな佐藤屋さんののし梅を使ったかき氷、何年前だったかな、もうずいぶん前にやはり食べたことがあります。あまずっぱい梅ジャムみたいなのがシャリ氷にかかっている素朴なかき氷で、初めて食べるのになんだか懐かしい味だった記憶。
あれから何年経ったかな?という感じなのですが、そんな佐藤屋さんの乃し梅かき氷がまた食べられると聞いて、横浜のタカシマヤの催事で食べてきました。
続きを読む「食事氷」と対峙して、かき氷の進化をしみじみ感じた@氷匠ル・クレール(奈良)
すみませんすみませんすみません、「毎週火曜か水曜に更新」をうたっておきながら、3週間も更新をサボってしまいました。ごめんなさい~!!!
……と、冒頭から謝罪で始まりました今回のトーキョーウジキントキ。今回ご紹介したいのは、現在新宿タカシマヤで行われている催事「新宿高島屋美味コレクション」に出店されている、奈良県の「氷匠ル・クレール」さんです。
ラインナップがすごすぎる!
今回の催事では、cocoo cafe(大阪)、ヨリドコロヒヨリ(京都)、ウミネコパーラー(金沢)と関西の人気店が多数出店しているのですが、その中でも最も”攻めてる”メニューを持って来たのがル・クレールさん。
どれくらい攻めてるかって?まぁ見てくださいよ。
・4月7日 高級食材シリーズ オマールエビチー(1杯) 4,500円
・4月8日 高級食材シリーズ 至高のトマト氷 スカーレットティアーズ(1杯) 3,000円
・4月9日 高級食材シリーズ 鮑氷(1杯) 4,500円
・4月10日 新定番サラダシリーズ サラダ ド ニソワーズ(1杯) 1,800円
・4月11日 特選食材シリーズ 奈良いちご新品種氷「三味三様」(1杯) 2,500円
・4月12日 高級食材シリーズ キャビアフラッペ氷「ミニ」キャビア90g使用(1杯) 45,000円
……どうですか、これ。値段もびっくりですが*1、何より使ってる食材がすごい!オマール海老にアワビ、キャビアって、どう考えてもかき氷に使う食材じゃない。ニソワーズとは「ニース風サラダ」、トマトとかオリーブやアンチョビが入ってるサラダだったはず。ええーっと、かき氷ですよね……?
タカシマヤのかき氷催事は事前Web予約制。ボンヤリしているうちに気付いたらもう予約は埋まっていたので、「今回も行けなかったなー」と思っていたら、親切な関西のかき氷愛好家の方が予約チケットを譲ってくださり、行けることになりました。
そんな僥倖があって、私が食べてきたのは、こちらっ。
*1:しかもタカシマヤ側のルールで、2人以上では入場できない。要はシェア禁止で1人1杯はマスト