トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

乃し梅+チョコ、意外な組み合わせだけどめっちゃいい@佐藤屋(山形)

長いことサボってしまってごめんなさい。今週からまた週1ペースで更新していこうと思います。今回は、5月末に横浜タカシマヤで行われた催事、山形物産展で食べた、乃し梅のかき氷をご紹介します。

 

乃し梅本舗 佐藤屋(WEB)
山形県山形市十日町3-10-36
TEL: 023-622-2108
食べたのは……2022年5月(横浜タカシマヤの催事)

 

山形市のお菓子やさん「乃し梅本舗 佐藤屋」(佐藤屋 松兵衛)は、のし梅を主力商品とする和菓子屋さん。のし梅ってご存じですか?梅の実をジャムみたいに煮詰めて、竹の皮に挟んでうすく伸ばした、甘酸っぱいゼリーみたいな寒天みたいなお菓子です。佐藤屋さん、山形ではもちろん有名だし、関東民だと、茨城名物でもあるので一度は食べたことがあるかも。

 

そんな佐藤屋さんののし梅を使ったかき氷、何年前だったかな、もうずいぶん前にやはり食べたことがあります。あまずっぱい梅ジャムみたいなのがシャリ氷にかかっている素朴なかき氷で、初めて食べるのになんだか懐かしい味だった記憶。

 

あれから何年経ったかな?という感じなのですが、そんな佐藤屋さんの乃し梅かき氷がまた食べられると聞いて、横浜のタカシマヤの催事で食べてきました。

今回提供されていたかき氷は「乃し梅」「乃し梅とマンゴー」「乃し梅とチョコレート 玉響(たまゆら)」「えひめレモン」「いちご」の5種類で、すべて660円。自家製シロップなのに、なんてお手頃価格なんだ(感涙)。

 

面白いのは、山形物産展で隣のブースに出展していて、キッチンスペースを共用しているケーキ屋さん「デ・テラッセ」とのコラボメニューがあること。上記5種類のうち、マンゴーとチョコがそうだと聞いたので、「じゃあ、乃し梅とチョコレートにしよう!」ということに。

 

佐藤屋のかき氷 乃し梅とチョコレート「たまゆら」

ショリショリと霜柱系の削りの氷に、ビターなカカオ感があって甘すぎないチョコシロップがさっぱりしてとてもおいしい!甘酸っぱい乃し梅とのバランスも抜群で、チョコ系のかき氷としてかなーーーりおいしかったです。普段もしお店でも出しているなら、フルサイズで食べてみたいなあ。

 

帰り際に気付いたんですが、まさにこのかき氷の元となる、乃し梅を使ったチョコレート 「玉響(たまゆら)」があったんですね。買って帰ればよかったなー。

 

佐藤屋 たまゆら

 

デパートの催事のかき氷といってもいろいろで、前回紹介した新宿タカシマヤの場合(氷匠ル・クレール)だと、事前のWeb予約が必須、時間を守って来場&一人1杯食べるのがマストという形。その代わり、お店で普段使っている食器でフルサイズでの提供、という形でした。

今回の佐藤屋さんはもっとずっとお手軽というか、普通にその場でお金を払ってテイクアウト用のカップに氷を削ってもらい、テイクアウト品を食べる用の簡易テーブルがあるイートインスペースで立って食べる、という形。これだとふらっと訪れた人も気軽に食べられます。

なかなか行かれない名店がデパートに来てくれるタイプの本気かき氷出店もうれしいけど、こういう気軽なタイプのかき氷出店もなくならないでほしいなぁと思ったのでありました。

最後におまけ写真、おとなりの「デ・テラッセ」さんのショーケース。ケーキ、めっちゃおいしそうだった……!