「あったかいかき氷」というアプローチ@銀座のジンジャー(有楽町)
「銀座のジンジャー」
住所:東京都 中央区銀座1丁目4−3 カルチェブラン・ギンザ TEL:03-3538-5011 営業時間:11:00-19:00(ラストオーダー18時?)、不定休
食べたのは…2018年3月・2月、2017年12月ほか
通年でかき氷を出すお店が増えている昨今、これから増えるんじゃないかな?と密かに思っているのが「温かいかき氷」。前回は吉祥寺のカフェで出している「焼き氷」の話を書きましたが、今回は炎は上がってないけどあったかいかき氷の話です。
そういえばこれまでトーキョーウジキントキに書いたことなかったんですが、私、ここ数年は通年で一番かき氷を食べに通っているのが、有楽町にある「銀座のジンジャー」というお店なんです(かき氷をやっているのは銀座本店のみ)。会社から近い&仕事帰りにぎりぎり寄れる時間まで営業しているのがありがたいお店。
ここのかき氷は短期間でメニューが変わるので、いつもTwitterなどでメニューをチェックしているんですが、2017年の12月に温かいかき氷を出していると聞いて、いそいで食べてきましたよ!上の写真がその「マンジェ・ビテ」です。
マンジェ・ピデとはフランス語で「急いで食べて!」の意味だそう。ミルクティ氷の上には栗のエスプーマ。食べ進めると別皿で温かいフォンダンショコラ(温かくて中がトロトロのチョコレートケーキと思ってください)と砕いたパイが出てくるので、温かくてトロッとしたフォンダンショコラをソース代わりにして、各自好みで氷にかけて食べる…という趣向。
ここはもともとミルクティ+ハニーエスプーマのかき氷が美味しいので、ベースの氷はもちろんおいしい。エスプーマもおいしい(個人的にはもう少し栗感あると嬉しかったけど)。ただ、肝心のフォンダンショコラの味が強すぎて、かき氷といっしょに食べるとみんなフォンダンショコラ味になってしまう……という難しいかき氷でした。あと、シロップとして使うには、フォンダンショコラはやや汁気がたりないという問題も……最後はほぼ味なしになっていました。面白いけど、なかなか難しいですね、温かいかき氷。
せっかくだから、銀座のジンジャーで冬場に出してた他のかき氷も紹介しますね。
2018年、わたしが最初に食べたバレンタイン氷は、銀座のジンジャーの「カルテット」でした(1296円)。チョコ+イチゴでアポロチョコ的な味を予想してたんだけど、違いました。チョコが思いがけずスパイシーかつ、チョコ部もイチゴ部もわりと薄味。ペース配分を考えないと、素氷部分が多くなります。上のエスプーマはおいしいんだけどねえ。
余談ですが、イチゴ+チョコといえば恋しくなるのは椛屋さんのショコラキッス。こちらも冬限定のかき氷で、チョコ好きもイチゴ好きもアポロチョコ好きも納得のおいしさなんです。ああ、いかん、書いてたら食べたくなってきた…
そして、冬の終わり頃に銀座のジンジャーで出していた「チェリー -初恋-」がこちら(1296円)。サブタイトル…初恋??(笑)
周りのピンク色はチェリー+ホワイトチョコ(ミルクかもしれない)のクリームで、トップにはジンジャーミルククリーム。中にはキルシュに漬けたダークチェリー、サクランボと赤ワインのコンフィチュール、という構成。
サクランボ好きなのでそりゃあもう美味しく楽しくいただきました。ピンク色のクリームと、トップのクリームがどちらも美味しいんだけど味が似てて、一緒に食べるとむしろ味を打ち消し合っちゃうのはもったいないなあと思ったけれど。
というわけで、一年を通じてよく通ってるお店のお話でした。
あ!温かいかき氷といえば、台湾にすごいのがあります。これは温かいからこそおいしいかき氷。ぜひこちらもお読みくださいませ。