トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

【閉店】2012年、一夏限りの人気店:笹塚「にっこり~な」

氷喫茶 にっこり~な(2012年閉店)
東京都渋谷区笹塚

食べたのは…2012年9月
主な値段は…苺みるく 750円、くるみるく 600円

 

笹塚「みなと屋」へ行こうと思って、駅を降りて十号通り商店街を歩いていると、いつも思い出すお店があります。それが「氷喫茶 にっこり~な」。2012年にオープンしてあっという間に行列が絶えない人気店になり、1年限りで営業を終了しちゃった、という幻のようなお店です。

最初から「閉店」という見出しを付けて書くことは滅多にないのですが……すごくおいしいかき氷を出してくれるお店だったので、忘れてしまうのがもったいないので……記録のために書いておきます。

 

氷喫茶 ニッコリーナ

苺みるく」750円。真っ赤な背の高いかき氷の上に、とさかか鳥の羽のような白い氷がひとひらミルクは別添えです。緩めのいちごソースがたっぷりとかかり、中には形やつぶつぶのしっかり残ったいちごがゴロゴロと入ってます。イチゴソースの甘さもちょうどいい。アップにすると、こんな感じ。

 

 

氷喫茶 ニッコリーナ

中から生のいちごを刻んだものがゴロゴロと登場!

苺シロップが濃厚なだけに、最初「練乳は要らないかな?」と思ったんですが、後半の氷が溶けかけてジュース状になってきたあたりで練乳をいれると非常にいい感じ。なにしろイチゴゴロゴロだし、イチゴ好きには満足感高いかき氷です。ん~、おいしい。

 

氷喫茶 ニッコリーナ

 こちらは「くるみるく(白 塩メープル)」
高さのある氷の上にたっぷりのすりくるみ。メープルシロップのあっさりした甘さ、ほのかな塩気がおいしいです。氷はさくさくした食感。

たぶん、いちごのかき氷とはかきかたを変えていたと思います。氷の食感が違っていて、すごくくるみ+メープルソースとあっていました。

 

氷喫茶 ニッコリーナ

メニューは結構短期間で入れ替わっていたはず。私が行ったときはこんなメニューでした。

ちなみに私が行ったのは、平日の昼12時半くらい。オープンは12時だから余裕だろう、平日だし……と思って行ったのに、すでに行列ができていて「人気店すごい!」と思ったのを覚えています。行列はほとんどが若い女性。スタッフもみな女性。非常に女子度が高いお店だなあ……と思いながら食べたことも。今思えばにっこり~なは、去年くらいから急増した「かき氷女子」に人気のお店の走りだった……のかもしれません。

 

氷喫茶 ニッコリーナ

 

こちらの店長さんは日光の出身の若い女性。地元・日光の氷を使いたい…ということで、氷屋徳次郎の天然氷を使うことにしたのだと帰りに教えてくれました。
ただこの年(2012年)は、前年の暖冬の影響で氷の収穫量が少なくて、8月中旬で徳次郎は氷が足りなくなり、首都圏のお店への氷の供給を止めていたんですよね(参考)。にっこり~なさんもその影響をもろに受け、途中から日光の天然氷に代わり、白山美川伏流の天然水を凍らせた氷を使っていました(たぶんここだったんじゃないかな、美川冷蔵株式会社)。

 

氷喫茶 ニッコリーナ

 私の周りでもファンが多く、並んでも食べたい……という人が多かった「にっこり~な」。私は残念ながら一回しか行けなかったんですが、ホントおいしかったなぁと今でも時々思い出します。

固定の店舗で営業するのは難しいかもしれないけど、イベントとか期間限定で復活してくれたら、喜ぶファンは多いんじゃないかな……と思う、にっこり~なのかき氷の思い出でありました。

 

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