トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

【閉店】ふわふわならいいのか?と自問自答する:渋谷「ドラゴンアイス」

【※2011年追記:2011年冬に閉店したようです】
ドラゴンアイス
渋谷区道玄坂2-16-3 TEL:
営業時間:11:00〜22:00 定休日:03-3205-0164

食べたのは……2007年8月
主な値段は……マンゴー 400円

今年はやりの「雪花冰」「雪綿氷」。台湾から上陸したかき氷、というふれこみで、あらかじめ氷に味を付けておいてかくのが特徴です。各地にチェーン展開している「雪花の郷」を筆頭にいろんなお店ができてますが、今回ご紹介するのは多分マスコミ露出度トップクラスのお店、渋谷「ドラゴンアイス」。


マンゴー、400円。練乳味の氷をうすくかいて、上からマンゴーソースがかけてあります。マンゴーの缶詰めをたっぷり使った感じのソースが景気よくかかっていて、うん、若い子に受けそうだなぁ(と、まるで年寄りのような発言)。

面白いのは、四角くて大きなぺこぺこのプラスチックのお皿に盛って、手で持つ用の取っ手に載せて出してくれること。何かに似てる……と思ってたら正解を教えてもらいました。「コンビニで売ってるチャーハンのお皿」。そうだそれだわ、ビンゴ(笑)

マンゴーのほか、チョコバナナとかラムレーズンチーズとか変わった氷がいろいろありますが、ベースはどれも練乳氷のようです。何もかかっていないプレーンが350円、フルーツやナタデココなどいろいろなトッピングが載った「渋谷限定・スペシャルミックス」が480円だったほかはほとんどのメニューが400円です。

しかしここのお店、かき氷よりもインパクトが強かったのがお店の外観。


これですからね〜。毒々しいピンクの建物で、おねーちゃんがニッコリと。もう、どこの風俗かと思ったよ(汗)
このインパクトの前では、かき氷の味なんて覚えてないですよ……(^^;;;

というわけで、ここもある意味オーソドックスな「雪花冰」「雪綿氷」。「雪のような」といううたい文句は間違ってない。たしかにふわふわなんだけどね……以下独り言です。

よく埜庵のご主人に「ayanoさんが『どこそこのかき氷はふわふわでおいしかった』って書くから、かき氷はふわふわがいいんだってことになっちゃったじゃないか」って叱られ(?)るんですよね。

別に私が書いたからそうなったってことはないはずなんですが、でもたしかに私、今までトーキョーウジキントキでさんざんそう書いてました。というのも、もともとはそんなにかき氷が好きだったわけではない私が、出会って目からウロコが落ちたのが、阿左美冷蔵のふわっふわなかき氷だったから。粗くかいたかき氷を食べると、すぐに頭痛がしてしまう身には、初めて食べた阿左美冷蔵のかき氷は本当に衝撃だったのです。かき氷ってこんなにおいしいものなのか!と。

それ以来、「ふわふわ」とか「きめ細かい」というのは、私にとって非常に便利なキーワードだったのです。実際には、粗くかいてあっておいしいかき氷もあるんですが、ふわふわとかきめ細かいとか書くと、おいしさが伝わりやすかったのは事実なんですよね……。

そんな私にとって、そういえば今年の「雪花冰」ブームはある意味困ったブーム。4-5回食べてるんですけど、正直、あまり好きじゃないというか、おいしいと思えないんですよね……。今年一つ目のエントリだった雪花冰系のマンゴーかき氷もそうだし、まだトーキョーウジキントキでは書いてないですが、ナンジャタウンに出店してるのもそうだったんですよね。それから、今思えば2005年にナンジャタウンで食べたきた、きつねのしっぽ「雪みるく」もこの系統のかき氷。

たしかに“きめこまかくてふわふわで雪みたい”というふれこみはまちがってないんですが、それこそ埜庵のご主人じゃないけれど「ふわふわならおいしいってわけじゃないでしょ?」と。これからどう表現していったらいいのだろう……。

今年流行の「雪花冰」、なかなかトーキョーウジキントキで出てこないのはそういう事情があるからなのです。まとまりのない独り言で申し訳ないですが、悩めるblog書きの打ち明け話(愚痴?)でした。