台湾かき氷食べまくりツアー:高雄編(その1)
みなさまご無沙汰しております。トーキョーウジキントキのayanoです。
ここ数年、台湾、それも南部の高雄&台南にすっかりハマっています。平均して年に3回以上は台湾に通っている気がする……。台湾はある意味日本以上のかき氷天国。しかも一年中暖かいので一年中かき氷が食べられる!というわけで、私も行くたびにかき氷を食べています。結構あちこち食べているのに、そういえばトーキョーウジキントキではあまりご紹介していなかったな、というわけでここからしばらくは普段と趣向を変え、台湾で食べたおいしいかき氷をエリア別にまとめてご紹介します。
まずは高雄で食べたかき氷をご紹介。実は高雄では、2018年に入ってから急にオシャレかき氷や日式かき氷の店が増えているんです。そんなわけで今回は、2018年夏に行ったお店を中心にご紹介。二泊三日で9店のかき氷屋さんを回ってきました!
なお、1台湾ドルはだいたい3.5円~4円というところ。今回は4円で計算します。
●私的には高雄のマンゴーかき氷No.1はココ!「芒果好忙」(@巨蛋駅)
最近の高雄、未食の気になるお店が増えているのですよ…。 といいつつ、一店目は高雄では以前から人気のマンゴーかき氷のお店へ。
MRT巨蛋駅から徒歩数分、「芒果好忙」です。一年ぶり、三回目くらいの再訪。マンゴーのことを、漢字では「芒果」と書きます。店名にマンゴーが入ってるというくらい、マンゴーかき氷が自慢のお店。
カットしたてのプルンプルンのマンゴー+マンゴーアイス+ミルクの雪花氷の構成で120元(480円)。写真だと分かりづらいですが、かなーり大きいんです!小さいラーメン丼くらいのサイズで、二人でシェアしてる人も多いです。前にもきたことがあるんですが、今年(2018年)はやはりマンゴーが抜群に美味しい!「美味しい~」「おいしいよーーー」しか感想が出ませんでした…
今回もあちこちでマンゴーかき氷を食べましたが、高雄ではここがNo.1じゃないかなあ。回った中ではここよりおいしいかき氷には出会えませんでした。マンゴーかき氷をどこか一カ所だけで食べるなら、高雄なら私はここをイチオシします。
なお、台湾のマンゴーは夏の果物。冬のあいだはマンゴーでなく、いちごやドラゴンフルーツのかき氷が中心になります。こちらのお店はいちごかき氷も美味しいらしいので、次、冬に高雄へ行ったら試さなくては。
台湾のデザートといえばマンゴーかき氷を連想する人は多いと思うんですが、ほとんどの方は台北で食べますよね。でも、台湾で本当にマンゴーかき氷がおいしいのは南。ぜひ、台南や高雄で食べていただきたいです!特に台南近郊には「玉井」というマンゴーの名産地があって本当にハイレベル……と言う話は前に書いたのでこちらをぜひ。
●行列も納得の人気店!雪花氷がおいしく、ルックスも美しい「葉月堂」
ここから二日目。お次は、最近オープンしたばかりの新店舗を回ろう、ということで「葉月堂」を初訪問。こちらも最寄りは巨蛋駅……なんだけど、バス乗らないとキツイかなーというロケーション(Google Mapを貼っておきます)。
人気店で店の前に行列ができてましたが、意外とすぐに入れました。写真は「芒菓咬咬」、180元(640円)。花のようなカットのマンゴーが美しい!下はマンゴーの雪花冰がたっぷりと。ここは雪花氷(氷自体に牛乳などで味を付けて凍らせ、それを削る)が自家製とのこと。雪花冰がちゃんとマンゴーの果実の味で、甘さ控えめなのでかなり美味しいです。マンゴーのジェラートを食べているよう。雪花冰の美味しさに比べると、マンゴーの味は普通かなぁ。別ぞえの蜂蜜桂花ゼリーも甘さ控えめで上品なお味。雪花冰で冷えた舌に有り難いです。
とっても綺麗なかき氷だったので、トレイ全景が分かる写真も貼っておきます。ホントに花みたい~。そして石焼きビビンバみたいな器が面白い。横にあるのがゼリーです。
お次は「西瓜炸弾」150元(600円)。こちらはスイカの雪花冰に、丸くくりぬいた西瓜がゴロゴロ。スイカの上に振りかけられているのはミネラル多めで優しい味の塩(宮古島の雪塩とかとちょっと似てます)。スイカの甘さが塩で引き立てられて美味しいですね~。こちらの雪花冰も甘さ控えめ&自家製で美味。ヒダヒダも美しいです。別添えのタピオカ、初めは「かき氷にタピオカって合うのかな?」と思ったのですが、だんだんやめられなくなってきました。黒糖で煮てあり、もっちり甘いタピオカは結構温か目。雪印花冰で冷えた舌を暖めてくれるので飽きずに食べられます。タピオカ自体もとってもおいしい!
こちらの自家製雪花冰、マンゴーもすいかもとてもおいしかったです。インスタ映えする盛り付けも「いまどきだなー」という感じ。レベル高かったです。おすすめ!
●美しい雪花氷と、もっちりタピオカが美味しい「圓洲緑冰店」@高雄駅
お次は、こちらも2018年オープンの新店「圓洲緑冰店」。雪花冰と湯圓(ゆでたお団子)がウリのお店です。こちらの雪花氷も自家製とのことで期待が高まります。
珍珠【女乃】茶雪花冰、訳すとタピオカミルクティーかき氷、95元(380円)。上にチョコレートの蝶々が載ってるー!
雪花冰はアールグレイの味がしっかり出たミルクティー味。ほんのり薄甘くて美味しいなぁ。面白いのは、横にたっぷり入ったタピオカが温かくて湯気立ってること。黒糖シロップで煮込まれたタピオカは、モッチモチですごくおいしいです。ミルクティー+タピオカで、確かにタピオカミルクティーだな、と。
かき氷と並んでオススメの湯圓も食べてみました。いくつか種類があるんですが、今回は酒粕?甘酒?のスープに入っている温かいもので40元(160円)。ピーナツ入りの大きめ団子がひとつ、黒ごま入りの大きめ団子がひとつ、あとは中身なしの団子(白玉)がいっぱい入って、ほわっほわのもっちもち。はぁ、おいしい……。
さっきの葉月堂は可愛い女子の店員さんが多かったのですが、こちらはイケメンさん二人が切り盛りするカフェでした。こちらもインスタ映えかつ味も美味しく、よいお店でした。すごくお勧め!
●かき氷とドライフラワーのお店はインスタ映え。ジブリ推し?「花閣氷」
高雄のオシャレかき氷シリーズ。二日目の最後は雪花冰と手作りドライフラワーのお店「花閣氷」です。ここも高雄駅の割と近くです。
まず、店内が大変かわいらしい。カウンター横にはトトロのぬいぐるみが大小たくさん置いてあります。借りていってかき氷と一緒に写真を撮る人も多いようです。BGMはジブリの映画ソングで、しばらく経ったら「おどるポンポコリン」とドラえもんのボサノババージョンが流れていました…(笑)。
パイナップルのかき氷が食べたかったんですが、品切れということでスイカのかき氷にしてみました。230元(920円)と、今回高雄で食べた中ではかなり高め。出てきたかき氷にはおそらく手作りのトトロのクッキーが刺さっています。おお、インスタ映え。
お皿の上には雪花冰が盛り付けられて、その上に丸くくりぬいた果物が並んでます。赤い球も黄色い球もスイカなんです。メニューに「満満的西瓜」と書いてあったのは嘘じゃなかった!まさにスイカざんまい。
雪花冰はパッションフルーツ味で、あまり甘くないのがいい。シャーベットを食べてるみたいな感じです。上に乗ってるスイカも甘さ控えめなんですよねぇ。雪花冰を食べ飽きたらタピオカと食べると美味しいと知りました。とはいえ、かき氷の味的には「葉月堂」「圓洲緑冰店」にはかなわないかなぁ。
店員さん、暇になると奥でドライフラワーをつくっていました。天井を見上げるとギッシリドライフラワーで面白い空間です。味というよりはインスタ映えな、かわいいかき氷屋さんでした。
と、最後に地図を貼り付けようと改めて調べていて気付いたんですが、どうもこちらのお店は2019年3月いっぱいで閉業してしまったみたい……?もうちょっと調べてみて、確実だったら加筆します。
高雄かき氷ツアー、2日目はここまで。後編へ続きます。