トーキョーウジキントキ(夏季限定かき氷専門ブログ since 2003)

おいしいかき氷を実食&レポートするブログです。夏季限定更新、2003年スタートで今年12年目。東京・名古屋を中心に、世界各地のかき氷を扱っています。2011年に旧サイトからはてなダイアリーへ、2014年さらにはてなブログへ引っ越してきました。

1100円のかき氷のお味は…:赤坂「虎屋茶寮」

「虎屋茶寮」
東京都港区赤坂4-9-22 電話:03-3408-4121
 営業時間:11:00〜19:00 (LO18:30)[平日]11:30〜17:30 (LO17:00)[土日祝日] 、年中無休

食べたのは…2003年8月
主な値段は…氷宇治金時 1100円、白玉・練乳追加 各50円

 このかき氷サイトを始める前から気になっていた宇治金時を、ようやく食べることができました。それはあの「とらや」の氷宇治金時。1100円とは、本サイト内でも最高額のかき氷です。
 羊羹で有名な「とらや」の喫茶室が「虎屋茶寮」。全店にあるわけではないのですが、東京と京都に数店舗あります。今回は赤坂の本店へレッツゴー。

(以下文章長め)
 とらやの入り口は薄暗くて中もよく見えないし、一瞬「どこから入るんだ?」という感じなのですが、まずはのれんをくぐって、左の階段を下りていくと、そこに虎屋茶寮があります。
 光を採り入れた空間(地下じゃないのか…?)は思ったより広々としています。大きな花が生けられていたりして、非常に華やかな雰囲気。上品なマダムがあんみつに舌鼓を打っていたり、スーツで決めたロマンスグレーの男性が談笑しながらお抹茶をすすっていたりするのは、甘味処としてはかなり珍しい光景です。
 キンキンにクーラーが効いていないのも、氷を食べるときは嬉しいなあ…なんて思いつつ、キョロキョロしながら席へつくと、礼儀正しい女性店員がメニューと冷たい麦茶を持ってきてくれました。
 中を見ると、氷宇治金時1100円、氷あんず1000円など。はっきり覚えていないのですが(あっというまに店員さんがメニューを持っていってしまったのです…)900円台のかき氷もあります。
 氷あんずはとくにおすすめらしく、1ページまるまる割いて紹介されていました。大きな写真とともに、「自家製のあんずピューレに、あんずのリキュール『アマレット』の風味をきかせた、大人向けのかき氷でございます」とのこと。ううーむ、アマレット入りのかき氷とはたしかにおいしそう。オシャレです。うーむ、やるな、とらや。

 私は当初の予定通り、氷宇治金時を注文。しかし予定外だったのは、白玉はオプションだということです…。1100円もするかき氷なんですもん、まさか白玉が付いていないなんて思いませんでした。メニューには「白玉(2つ)、練乳をお付けすることができます(各50円)」とあります。
 店員さんにも「白玉と練乳を付けることができますが、いかがなさいますか?」と聞かれたので、白玉を付けてくれるよう注文しました。というわけで、今回の氷宇治金時、実に1150円でございます。下手なお昼より高い…(苦笑)。
 しばらくすると、店員さんがしずしずと氷を持ってきてくれました。


 赤い盆の上に載せられた、深い緑色と白い氷のかき氷。美しい…!ビジュアル的に、これほど美しい宇治金時を見たのは初めてです。
 サイズは中の上というところでしょうか。尖った円錐型に盛りつけられたかき氷にはまんべんなく抹茶シロップがかけまわされています。氷をこぼさないようにおそるおそる一口。

…うまいっ!!!

 かき氷ではなく、お薄でいただいてもおいしいだろうと思うような濃厚な抹茶シロップです。というか、かき氷を食べているのに抹茶をいただいているような気分になります。
 もう一つ特筆すべきはあずき。非常にいいあずきを、丁寧に煮てある粒あんです。粒あん、ではなく、あずき、といいたくなるような容姿です。
 前に紀の善のかき氷を食べたときにも「ここの粒あんおいしい!!!」とかなり驚きましたが、とらやのも相当おいしいです。紀の善の粒あんとはベクトルが違う美味。上品さでいけばこちらに軍配があがるでしょう。あずきの一粒一粒が、艶々と光って、白玉と一緒に器の下に埋まっています。


 写真で見ると、あずきの量が相当たっぷりなのが分かると思います。抹茶シロップもかなりたっぷりとかかっており、横から断面図を見ると、ほとんど緑色です。7割抹茶氷、1割白い氷、2割あずき(と白玉)という感じ。
 氷は噛むとカリカリいう粗いかきかたで、これも紀の善と共通です。そういえば赤坂の「松月」もそうでした。濃厚な抹茶シロップには、粗くかいた氷が似合うのでしょうか…?
 食べ終わったら、かなりお腹がいっぱいに。やはりこれは、あずきがかなりのボリュームだったせいでしょうか。
 食後はお盆に一緒に載ってきた煎茶を一杯。氷で冷えた舌に、熱い煎茶はとてもおいしかったです(というか、このお茶もいいお茶っぱ使ってた…)。飲み終わると、快くおかわりをくれるのもうれしい。

 そんなわけで、白玉付けたら1150円と、かなり高かった虎屋茶寮の氷宇治金時。でも、これだけ落ち着いた雰囲気も他にはないものだし、たまの贅沢ならこういうのもいいかな、安いとは言わないけど、この内容なら納得だな…という感じの美味でした。

追記:帰り際に見かけたのがくずきり 1200円。こちらもちょっと気になってたりして…。(しかしこれもやっぱり高いな…)