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トーキョーウジキントキ(夏季限定かき氷専門ブログ since 2003)

おいしいかき氷を実食&レポートするブログです。夏季限定更新、2003年スタートで今年12年目。東京・名古屋を中心に、世界各地のかき氷を扱っています。2011年に旧サイトからはてなダイアリーへ、2014年さらにはてなブログへ引っ越してきました。

焼きもろこしにゴボウ、トマト!? 斬新すぎるかき氷に度肝を抜かれる〜行田「翠玉堂」

翠玉堂
埼玉県行田市行田5-7
TEL:048-556-2640
営業時間:11:00〜19:00?(訪問時は9:00〜17:00) 定休日:月〜水曜

食べたのは…2011年9月
主な値段は…いちご、梅、ぶどうなどすべて 小は200円、大は300円

2011年、8月に熊谷・雪くまめぐりをしたばかりだというのに、翌9月に違うメンバーでもう一度熊谷かき氷ツアーをしていたのにはちょっとした訳がありました。実は甘いものに詳しい友人Aさんから「行田市に変わったかき氷を出すパン屋さんがあるらしい」と聞いたのです。行田は熊谷の隣の市。前回の熊谷ゆきくまツアーのときも行田市の「かねつき堂さん」でかき氷を食べているのですが、今回も行田で1店、かき氷を食べにいくことにしたのでした(熊谷よりもむしろ、ここが主目的地)。

目指すお店の名前は「翠玉堂 (スイギョクドウ)」。上にも書きましたが、パンやさんです。なぜパン屋さんでかき氷……と思いながら現地へ。行ってみるとそこは、古い木造民家を綺麗にリノベーションしたような、レトロですてきなお店でした。とてもパン屋さんには見えない……と、玄関の張り紙に目が釘付けに。

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

……なんだろうこの斬新な張り紙w 店の中に入ると、パンが並ぶ売り場の壁に「かき氷メニュー」が張られていました。……え?

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

いちごが人気No.1なのはいいとして……トマト?焼きもろこし?カレー(新作)?ごぼう(新作)?奈良漬(新作)!? あまりに斬新なメニューの数々に思わず張り紙を何度も見返してしまいました。いちごやすだち、ぶどうや梅なんて普通すぎて吹っ飛んでしまいますよね。しかも「新作はお互いハイリスクです」「新作は全て微妙です」という注意書きまで。……微妙でもハイリスクでもいい!ここまで来たら4人で全種類食べましょうとも!

聞いてみると、かき氷は大小あって、どれでも小は200円、大は300円。若い男性店主が、手回しのかき氷機で丁寧に氷をかいてかき氷を作ってくれます。以下、写真はすべて「小」。

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

一番最初に紹介したいのがこれ。「トマトのかき氷」です。甘いトマトとシロップがかかっているかき氷の横、小皿に入って添えられているのは、フランスはゲランドの塩。「かき氷に塩…?」とも思いますが、まあトマトに塩をかけるとおいしいし、分からなくはない。実際にかき氷に塩をかけてみると、甘さがひきたち素直においしい。

しかし驚くのはその先。「お好みでこれもかけてみてください。味が変わりますよ」と若き男性店主が置いていったのは、エキストラバージンオリーブオイルと、ミルに入った黒こしょう。えええええ、かき氷にオリーブオイルと胡椒???とは思ったのですが、せっかくなので試してみました。香りの良いオリーブオイルをおそるおそる垂らし、ミルをガリガリ挽いて黒胡椒を振ったトマトかき氷をおそるおそる口に入れると……あああっ。

 おいしい。不思議とおいしいんです、オリーブオイル+黒胡椒+塩+トマトのかき氷が。イタリアンの前菜みたいな、甘味というよりはお料理みたいな味になってこれは面白いっ。

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

衝撃度、意外性で言ったら、これはトマトより上かも。何もかかっていないかのように見えるこれ、なんだか分かります?

なんと、「ゴボウのかき氷」なんです。まったく味の想像がつかず、おそるおそる口に入れたのですが……意外にもイケる!透明なシロップはまさに甘いゴボウの味。氷なのにゴボウ、ゴボウなのにかき氷……食べてたら頭の中がちょっと混乱しちゃいました。花びら餅をご存じの方は、お餅の中に入っている甘いゴボウを想像していただけると。ゴボウシロップの味、あれに近いです。

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

こちらもびっくり「焼きもろこしかき氷」。かき氷の上には粒のトウモロコシがゴロゴロッとのり、甘いコーン味のシロップがかかっています。これは別添えの醤油をかけながら食べるのですが……さっぱりと甘じょっぱくて、これもまた意外においしいのです。ちょっと好き嫌い分かれてましたけど、私はこれ、おいしいと思いました。好きです。

衝撃はまだまだ続く。
行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

カレーかき氷」「奈良漬かき氷」。どっちも普通、まずかき氷にはならない素材です……なぜこれをかき氷にしようと思ったのか、店主の想像力にびっくり。

カレーかき氷は、食べ始めはカレー味で後味は福神漬けという変わったかき氷。カレーそのものは甘いのですが、後味が福神漬とは思わなかった。
福神漬かき氷のほうは、どうもショウガの奈良漬けが入ってるみたいなんですね。食べるとしっかりピリピリ辛くて驚きました。かき氷が辛いなんて……と思ったけど、そういえばわたし、熊谷のヘリテイジリゾートで生姜のかき氷を食べてましたんでした……あれに比べれば、このかき氷は大して辛くない。と思う。

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

手前はイチゴ、奥はすだちのかき氷。イチゴはさすが人気No.1(張り紙より)、安心のおいしさ。果肉やつぶつぶの感じが残るイチゴジャム風のソースが柔らかい氷となじんで、懐かしい感じのおいしさ。すだち氷はさっぱり酸っぱくて甘さほんのり。私は酸っぱいの好きなのでツボりました。

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

これは桃のかき氷。桃のコンポート風の味で手作り感のある美味です。おいし♪ そうだ、と思って、トマトかき氷についてきたゲランドの塩を振ってみたら、味が締まってさらに美味しくなりました。

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

ブドウは、ちょっとざらっとした甘めのソース。あとは写真を取り忘れたんですが、梅の氷も食べました。甘酸っぱさがちょうどよくて、見かけよりもガツンと濃厚に梅の味。

上の方で紹介した変わり種かき氷のインパクトが強すぎて、下の方はついつい言葉足らずになっちゃうんですが、変わり種も(意外に)イケるし、桃やいちご、すだちといった定番モノもかなりおいしい。楽しくておいしくてすごく楽しいお店でした。

上にも書きましたが、ちゃんと寝かせて温度をあげておいた氷を、店主がていねいに手でかき氷機を回してかいてくれるかき氷。シロップもおいしいんだから、まずいはずがないよなぁという感じです。お値段も200円(小)、300円(大)とお安くてすばらしい。今回私たちが食べたのは、すべて「小」です。*1

行田・翠玉堂 (スイギョクドウ)

お店の中はこんな感じ。パン屋さんらしからぬ店内なのですが、私はすごく好きだなー。かき氷に感銘を受けてパンを買って帰った我々でした。おかしい、ここ、パン屋さんのはずなのに……(笑)

行田の翠玉堂さん、ホントに面白いお店でした。隣町だけど熊谷の雪くまに参戦しちゃえばいいのに!なんて乱暴なことを思ってしまったくらい。機会があればまた行きたいお店です。

翠玉堂

食べログ翠玉堂

*1:大でも良かったんだけど、実はすぐ使えるよう外に出して温度を上げてあった氷を我々が全部食べちゃった、という……