トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

ソフトクリームの載ったおいしい氷:上野「みはし」

「みはし」
〒110-0005 東京都台東区上野4-9-7(WEB) 
TEL:03-3831-0384 営業時間10:30〜21:30 第三月曜日定休

食べたのは…2003年7月
主な値段は…氷宇治 540円


上野の有名な甘味処。上野広小路の目立つところにある老舗です(ちなみに隣はヨドバシカメラ)。上野駅ビルのアトレ、北千住のルミネ、東京駅地下の名店街にも支店があります。

写真のかき氷、名前は「氷宇治」ですが、つぶあんも入っており、いわゆる「宇治金時」。白玉三つ、あんと一緒に器の下に隠れています。サイズは普通。


氷はパリパリ系ですが、薄くかいてあり、口に入れるとサラッと溶けます。抹茶がとてもおいしい。つぶあんの味はかなり甘め(もしかするとつぶあんといっしょに白蜜がかかっていて、それが甘いのかも)。宇治もおいしいですが、氷あんずもオススメ。

かき氷以外でもあんみつ系などで年中賑わっていて、「クリーム××」というときにアイスではなくソフトクリームが載ってくるのが変わってます。個人的には、テイクアウトできる「小倉アイス(アイス最中)」の大ファンだったり。

アイス最中の元祖?老舗甘味処:上野(湯島)「上野みつばち」

「上野みつばち」
東京都文京区湯島3-38-10(WEB)
TEL:03-3605-1661 営業時間10:30〜21:00 年中無休

食べたのは…2003年7月
主な値段は…氷白玉 500円


 一年中かき氷を出す店として有名な「新宿みつばち」。上野(といっても湯島駅のすぐそば)のみつばちは、この新宿みつばちの姉妹店だそう。でも経営者が違うということで、メニューも全く違います。こちらはかき氷は夏だけ。

 行ってみるまで気付かなかったのですが、このお店には「宇治××」というメニューはありません。ということは、氷宇治金時は存在しません。トッピングで宇治、という注文も通りません(涙)。
 「氷小豆」と「氷白玉」が近そうかなあ、ということで食べてきたのが写真のかき氷、「氷白玉」500円です。500円は良心的なお値段。お店に入ったらまず食券を買って、席に着きます。

 ここのお店の供し方はちょっと面白い。氷といっしょに、白みつの入ったびんが出てきて、自分でかけて食べるようになっています。かき氷本体は黒いお盆に載っており、氷の横にゆであずきと白玉が6個。これが氷小豆だと、白玉がないのですが、氷も小豆ももっと大盛りのようです(となりのおじさんが食べていた)。氷はフワッと軽く、シロップをかけた瞬間にやわやわと溶けてしまう感じです。
 あずきはつぶあんというよりはホントに「ゆであずき」。これは新宿のみつばちとちょっと似ています。白玉は少々水分過多な印象も。氷はふんわり、白玉も柔らかく、全体的にたおやかな印象のかき氷です(なんだそれ)。ここ、黒みつはちょっとクセがある味なんですが、白みつは上品な甘さでサラッとしています。
 下町の老舗で食べる、コストパフォーマンスのいいかき氷。気取ってないのもいい感じでした。

谷根千の名店!抹茶が粉末でかかってます:根津「芋甚」

「芋甚」
文京区根津2-30-4 電話 03-3821-5530 営業時間 11:00〜19:00(L.O.18:45) 
月曜定休

食べたのは…2003年7月
主な値段は…氷宇治金時 510円


あずきとバニラ、素朴な味の「アベックアイス」や、そのアイスを挟んだアイス最中で有名な芋甚。上野といってもちょっと北、根津にある甘味処です。喫茶コーナーではみつ豆などのいわゆる「和風甘味」も食べられて、夏はもちろんかき氷が登場します。

 ここの氷はきめの細かいサラサラ系。口溶けも優しく、頭がキーンとなることもありません。
 さて、ここの宇治金時も、新宿「みつばち」と同じくシロップに溶かしていない、粉末の抹茶をかけたタイプ。ただ、ここの宇治はものすご〜く控えめ。ほとんど自己主張しません。一緒にかかっている砂糖も分量控えめ。普通かき氷を食べていると、シロップがどんどん氷にしみていって、あまり白い氷を食べることはありませんが、ここはなにしろ宇治が控えめなので、白い氷のエリアがたくさんあるのが特徴。

食べ終わった後に甘さでのどが渇くこともないのでした。「氷宇治ミルク」というメニューもあるんですが、これだけ控えめだと練乳に負けちゃいそうだなあ……なんて余計なお世話ですね。
 抹茶に対してあずきはさすがの存在感。ここのあずきアイスと同じ、さっぱりとした甘さが好印象です。

ここ「氷牛乳」っていうのがあって、それがまたおいしいのですが…それはまた、別の機会に。「下町の甘味処」らしいおいしいかき氷。近くを通りかかったら是非どうぞ。

果物そのもの:にしわき「ドラゴンフルーツ」他

「フルーツのにしわき」(WEB)

※フルーツのにしわきは移転しました。住所は新店舗です。
愛知県名古屋市西区浅間1-2-7 TEL 052-531-3504
営業時間 9:00〜19:00 日曜日定休(8〜9月は無休)

食べたのは・・・2003年8月、9月、2004年7月
主な値段・・・・・かき氷400円(ドリアン除く)

このお店は基本的に果物屋さん。お店の奥にテーブルが三つ。
あやのさんと二人でちょっと気になるドラゴンフルーツとグレープフルーツを選択。カウンターの中からガリガリと豪快な音が聞こえてくる。

やってきたのは、このど派手な「ドラゴンフルーツ」。

そして、地味な色目の「グレープフルーツ」。

後日ひとりで行ったときには「マスカット」。

かかっているシロップ(というよりソース)は果物に甘みを少しだけ加えミキサーにかけたもの。だから果物そのものの味が楽しめる。簡単に言えば、かき氷に果物のペーストがかかっているということかな。マスカットに関しては色があまりよくないが、皮ごと使っているのがイチバンよくわかる。

氷は製氷機の氷をかいたクラッシュアイス状態なので、氷そのものの味としてはいまいち。(←氷やさんの氷だ、と書き込みがありました。失礼いたしました。もしお店の方がご覧になってましたら、詳しい話を教えてくださいませ)だが、ふわふわの氷では果物ズッシリのソースに負けてしまうので、バランスとしてはクラッシュアイスでいいのかもしれない。氷自体をおいしい氷を使ってもらえたら最高なのだが。

ここは一年中かき氷を食べることができる。(真冬に店の前を通ったらかき氷メニューが出ていた)

そして・・・2004年7月。
一年ぶりににしわきに行ったら値段が上がっていた。家に帰って慌てて訂正。

今日食べたのはマンゴー氷。