すだちのサッパリ、ピールのほろ苦……うどんカフェで柑橘のかき氷:武蔵小山「まめ茶和ん」
「まめ茶和ん」
東京都品川区小山2丁目8−13
TEL: 090-6708-6737 営業時間:11:30~18:00(L.O.17:00)、月曜休
食べたのは…2016年5月
主な値段は…すだち和三盆(小) 600円、河内晩柑レモン 700円
暑い日が続きますねえ。私がかき氷好きだと知っている人から、時々オススメのかき氷の店を聞かれるのですが、今年から定番の質問が変わってきました。これまではほとんど全員に「おいしいかき氷屋さんを教えて」と聞かれていたのが、今年は半分以上の人から「比較的空いてる/行列しなくていい、おすすめのかき氷屋さんを教えて」と言われるようになりました。人気店や有名店でかき氷を食べようと思ったら、行列に何時間も並んだり、朝から整理券を取りに行ったりしなくてはいけないというのが周知されたのですねえ。
比較的空いてる、あるいは行列しなくていいということだと、専門店ではなく、かき氷「も」やっているお店に行くのがいいのかな……と思います。そんなことを考えていて頭に思い浮かんだのが、武蔵小山の住宅街にある「まめ茶和ん」さん。うどん屋さん&甘味処なのですが、かき氷もおいしいお店。
トーキョーウジキントキでも何回かご紹介している、下北沢のしもきた茶苑大山さんにかき氷の指導を受けた&同じ抹茶蜜を使ったかき氷が食べられるお店です(他に、下北沢K's cafeや、バロンデッセ などでも食べられます)。ここはお茶のかき氷を食べるべきかなあと思いつつ、しかしすごく暑い日だったのでさっぱりしたものが食べたくて、頼んだかき氷がこちら。
「すだち和三盆」600円。写真手前の茶こしに入っているのは和三盆で、お好みに応じて振りかけて食べます。写真だと分かりづらいですが、けっこう大きいです。
すだち果汁のサッパリシロップと酸っぱい果汁ジュレのかき氷。甘さ控えめ、すっぱすぎることもなく暑い日にぴったりな爽やかかき氷。漉し網の和三盆はかけてもかけなくてもおいしいです。
まめ茶和んのかき氷は、大/小/ミニの三サイズから選べるようになっています*1。「ミニはお食事のあとのデザートくらいです。大はかなり大きいですよ」と言われたので、このすだち和三盆は600円の「小」にしてみたのですが……))普通のお店のかき氷よりむしろ大きい!「大」にしたらどれだけ大きいのか気になったのですが、次も食べたいのでここは欲張らず。
こちらは「河内晩柑レモン」、1サイズで700円。
河内晩柑(かわちばんかん)というのは、愛媛でつくっているザボンの一種の柑橘で、「和製グレープフルーツ」という呼び名もあるのだそう。上に載せた「すだち和三盆」と柑橘被りで似たようなかき氷を頼んでしまったかな、と思いきや、全っ然違うかき氷でした。「すだち和三盆」が酸っぱいかき氷だったのに対し、こちらのかき氷は、ピールの苦味とジャムの甘さが中心の、ほろ苦くてほんのり甘いかき氷です。オレンジピールやレモンピールが好きなので、こういうかき氷も好きだなあ。
まめ茶和んではこの他、上に書いた通り、しもきた茶苑大山の抹茶&ほうじ茶シロップを使ったかき氷も食べられます。他のメニューはこんな感じ。
店内はこんな感じ。
以上、住宅街の2階にあるうどん屋さん&甘味カフェ「まめ茶和ん」でした。武蔵小山のかき氷話、おそらく次も続きます。
しもきた茶苑大山さんの蜜でかき氷が食べられるお店は他にも……
本家・大山さんのお話はこのへんを↓
*1:現在は「大」はなくなったそうです。