トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

天然氷"のみ”の店になりました:十条「だるまや餅菓子店」

「だるまや餅菓子店」
東京都北区十条仲原1-3-6 TEL 03-3908-6644
営業時間:11:00〜18:30、定休日:火曜日

食べたのは・・・2010年7月
主な値段・・・・・宇治ミルク1180円(天然氷特選)、氷ブドウ780円(天然氷)

梅雨はまだ明けてないけど、フライング気味に更新してみたいと思います。

「都内で天然氷を使ったかき氷を食べられるお店」として知られる、十条「だるまや餅菓子店」。トーキョーウジキントキでももちろんご紹介しているのですが、なんと、2004年9月……もう6年も前の話でした!

shaved ice

手前が天然氷の氷ブドウ(780円)、奥が天然氷特選の宇治ミルク(1180円)。ホントは生のいちごを使ったシロップがあったそうなんですが、私の直前のお客さんで終わってしまったとか……うーん、引きが弱いな、我ながら。

もう一つ「氷甘酒」も気になったのですが、これはたぶん日光の松月氷室で出している氷甘酒と同じだろうなと思ったのでパスしました。

shaved ice

宇治ミルクをアップで撮ってみました。ここのお店の特徴は、見た目にもきれいに氷がかいてあること。薄く細長いかきかたですが、京都のぎょくえんとかとはまたちょっと違う感じかと。普段は、和菓子屋さんでは宇治金時を食べるのが礼儀かなあとなんとなく思っているのですが、だるまやさんに限っては、そうとも言えなさそう。氷の口溶けを楽しみたいなら、抹茶系よりもシンプルなスイやシロップ氷のほうがよく分かる印象でした。

ところで、メニューにある「天然氷」とか「特選」とか、気になりません?

6年前にだるまやさんに来たときは、普通のシロップのかき氷が420円、天然氷にしたい人は100円足して520円という仕組みでした(宇治金時はもうちょっと高かったけど、天然氷は100円増しの仕組みは同じ)。

今はかき氷メニューは全部天然氷になり、普通の氷(氷屋さんで売っている純氷)を使ったかき氷はなくなったようです。そして「特選」は何が特選なのかというと、使っている抹茶がとても高い抹茶だ、とのこと。普通の(天然氷)氷宇治金時は880円、特選氷宇治金時は1180円……ということは、特選になると300円増しですね。

「宇治ミルクを食べたのに、どうして宇治金時を例に出して説明してるの?」と思ったあなたは鋭いです。このとき私は特選氷宇治金時をお願いしたのですが、手違いで特選宇治ミルクが出てきちゃったのでした。「間違ってますよ」と伝えたらお店の息子さんがあずき(金時)も出してくださったんですが、ほとんど食べ終わってる宇治ミルクと別添えのあずきを一緒に撮るわけにもいかず……結果として、前回撮った宇治金時の写真に比べるとちょっと絵的には寂しくなっちゃいましたね^^;;

shaved ice

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今回は店内の写真を撮らなかったですけど、外観写真からも分かるとおり、地元密着の商店街の中にある(しかも十条はけっこう物価が安い!)、気取らない感じの素朴な甘味処なんですよね。特選とはいえ1000円超えの値段設定は、さすがに高いかな……と思いました。氷ブドウの値段(780円)も、天然氷に価値を見いださない人には高く感じられないかなあ、と、お節介ながらやや心配に。

上にも書いたとおり、目の前で生いちごにもフラれてるし、ほかのお客さんとのやりとりを見ていてちょっとモニョモニョ……と思うことがあったりして、食べ終わるとそそくさと帰ってしまったのでした。ほんとは、久しぶりの再訪だったので、いろいろかき氷のお話も聞きたかったんですけど……残念です。