トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

移動するかき氷屋さん:「氷屋 空海 -kûna-」

「氷屋 空海- kûna -」(Web
夏の間の週末、いろんなところに出没します(東京西部〜神奈川が中心?)、営業時間は土曜・日曜・祝日の12:00-17:00、売り切れ仕舞

食べたのは…2009年8月
主な値段は…生白桃 450円 / 生オレンジ 350円

「移動するかき氷屋さんって、知ってる?」「果物のかき氷なんだって」そんな噂を初めて聞いたのは去年のこと。実は今シーズンは夏になる前から、「今年こそ行こう!」と決めていました。

移動するかき氷屋の名前は、「空海(くうな)」さん。女性一人でやっている小さな小さなかき氷屋さんで、今年で6年目だそうです。夏の短い間(今年は一ヶ月間だけ……)、土日祝日だけ発泡スチロールの箱に氷とシロップを詰めて現れ、用意した氷を使い切ったらおしまい。そんな、2年越しで会いたかった空海さんのかき氷はこちら。

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手前は「生オレンジ」。ふわふわシャリッとした氷は非常に柔らかな口溶け。食べるとすーっと溶けていきます(写真で伝わるといいなあ)。氷の温度自体は低めなのですが、暑い外で食べるのでそれがちょうどいいんですよね。

氷もおいしいですが、シロップもおいしい!生のオレンジを搾って作ったのだろうシロップは、ほとんど砂糖を加えていないのかなと思うくらい果物そのままの甘酸っぱさ。食べ進むと氷が溶けてスムージーのようになるのもおいしい。お、おいしい……。

奥に写ってるかき氷も気になりますよね?続きをクリック。

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こちらは少しアップ目で。「生白桃」です。こちらも桃の味そのまま。シロップというより「桃のピューレ」っていう感じです。おいしー♪埜庵三日月氷菓店とも違うベクトルの、生の果物を使ったかき氷。

私が伺った日は外の暑さも相まって、もう一杯氷食べたいなあと思うほど。でもちょうどそのタイミングで完売&店じまい、と店主さん。グレープフルーツとかほかの氷も気になったんだけど、残念です。ちなみにこの日空海さんが用意した氷は60人分。12時にオープンして、2時ごろにはもう売り切れでありました。おかわりどころか、売り切れちゃって食べられなかったかもしれなかった(苦笑)

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店主さんがかき氷を作っているところ。手回しのレトロなかき氷機で、注文すると1杯1杯丁寧に削ってくれます。トーキョーウジキントキ、いろんなお店でかき氷を食べてきましたけど、(バイトじゃなくて)若い女性のかき氷屋さんって、初めてかも……。

この日は根津の古着屋さん「caikot」を間借りして営業していましたが、普段は二子玉川や鎌倉、鵠沼など東京の南西部〜神奈川で営業していることが多いです。レストランやカフェを借りる日は分かるとして、「なぜ古着やさんでかき氷?」と疑問に思ったのは私だけじゃないはず。

「出店先はどうやって決めてるんですか?」と店主さんに聞いてみたら、笑って「友達のところ(お店)を回ってるんです」とおっしゃってました。飛び込みで「かき氷屋をやらせてください」と知らないお店に頼み込んだこともあるとか。もしカフェやレストランをやっている方、空海さんに連絡したら、もしかしてかき氷屋さんをしにきてくれるかもしれませんよ……?

さて、ここまで長々と書いてきて最後にお詫びです。実は空海さん、2009年の営業は8/29ですべて終了してしまいました……。来年営業を始めるときに、本エントリを上げ直そうと思います(深謝)。

営業予定など詳しくはWebサイト参照。こちらのblogでは、移動販売車kuna号の現在地を確認できます。