紅茶かき氷をおいしくする意外なポイント:六本木「KOOTS」
食べたのは…2009年7月
主な値段は…かき氷 紅茶 480円
炎天下、2時間以上外を歩き回ったある日のこと。「もうだめ……」と飛び込んだのは六本木駅すぐ横のKOOTS GREEN TEA。冷たい飲み物でも……と思ったのですが、「かき氷」の文字を見てつい注文しちゃいました。「抹茶」「紅茶」の2種類があったので、今回は紅茶をチョイス。
サイズは比較的小さめ。粗めにかいた氷に、しっかり甘くて濃い紅茶蜜がかかり、その上にブラックタピオカとバニラソフトクリームが載っています。一つ一つはそれほど特徴のある味ではないのですが、トータルとしてかなりいい感じで「へー!」と感心。楽しくおいしく食べ終えました(まあ炎天下歩き回った後なのでかき氷を食べるには相当いいコンディションだったともいえますが)。
かき氷にタピオカ、なかなかおいしいです。白玉みたいに固くなりにくいし、ゆでたてじゃなくてもいいので、こういうお店のかき氷にはいいのかも。上にも書いたとおり、氷は粗めにかいてあるので、小さくても食べ終えるとかなり体がクールダウンされる感じ。「おお!」と思ったのは、紅茶蜜とバニラソフトクリームの相性のよさ。アイスミルクティのもっと冷たいのというか、蜜のかかった氷とソフトクリームを一緒に食べると、なんともバランスのよいおいしさなのです。これはいいかも〜。
前にも書いたことがありますが、紅茶のかき氷ってどうも難しいみたいなんですよね。しもきた茶苑の大山さんをもってしても、紅茶のかき氷には苦戦していたのを覚えています。紅茶の味をまっとうに再現しようとすると、渋みが強くなってしまう(私は渋いくらいがすきなんですが、一般受けはしないみたい)。シロップの甘みと渋みのバランスが難しく、しかも紅茶蜜で甘みを出すと、練乳を足すとさらに甘くなってしまう……という難しさがあるらしい。そういえば三軒茶屋の「石ばし」さんはおいしい紅茶氷でしたが、かなり甘めでした。
そんな難しい紅茶氷も、練乳じゃなくてバニラソフトクリームを足すことでミルクティ風にすればいいのね!というのがかなり目から鱗の発見でした。ソフトクリームだと練乳より甘みが薄いし、食べる人の好みで適宜混ぜられるし。
もう閉店しちゃいましたが、そういえば以前にもソフトクリームが載ったバランスがいいかき氷を食べたよなあ、なんて思い出したKOOTSのかき氷でありました。まあ、私がソフトクリーム好きっていうのも大きな理由かもしれませんけども(苦笑)