ふわっふわでほろ苦:浅草・初音茶屋「氷コーヒーミルク」
「初音茶屋」
東京都台東区浅草2-23-3
TEL:03-3844-7658 営業時間:11:00-20:00 火曜定休
食べたのは…2006年7月
主な値段は…氷コーヒーミルク 600円
関東地方もようやく梅雨明け!ということで、トーキョーウジキントキも更新ペースをぼちぼち上げていきたいと思っています。今年はホント、長い梅雨でしたねえ。そんなわけで、今回は梅雨明けした7月30日に、ちょうど食べていたかき氷をご紹介します。
「浅草でかき氷を食べたいと思ったらどこがお勧め?」と聞かれたら、迷わず名前を挙げるのがここ「初音茶屋」。浅草寺よりも西、ひさご通り沿いにあります。前回ご紹介したのはもう2年前。記事はこちらに。
初音茶屋に来ると、つい氷しるこ(こしあんのかき氷)を頼んでしまうのですが、今回は久しぶりに、一番人気の氷コーヒーにミルクがけで注文しました。かき氷でコーヒー味ってとても珍しいですよね。初音茶屋の氷コーヒーは「甘め」「苦め」が選べます。私は甘いコーヒーがあまり好きじゃないので「苦め」ですが、ほんとに苦いので、自信がない方には「甘め」がお勧め。
東京の下町にある甘味処では、かき氷といえば下に具やシロップがあって、その上に氷が雪山のようにかかっているのが一般的。氷コーヒーもその状態です。今回はミルクも足しているので、雪山の上は氷ミルク、下は氷コーヒーで二つの味が楽しめます。前半は氷ミルクを食べて、しばらくしたら氷コーヒーを食べて、途中から混ぜて食べて堪能しました。最後に氷が溶けると、キーンと冷えたアイスコーヒー状態になるのもまた美味しい。
初音茶屋の氷の特徴は、なんといってもその“ふわふわ”加減。その秘密は……
お話好きで陽気な女将さんによれば、ここでは氷屋さんから買ってきた氷を、木の冷蔵庫に保存しているのだそう。しばらく室温に置いておき、外に汗をかくくらい氷の温度を上げてからかくことによって、ふわふわと柔らかいかき氷になるのだそうです。
ただこれをやると、食べたときに体は冷えにくいかき氷になるけれど、一つの氷から作れるかき氷の量が減ってしまうので、お店的には大変なんです、という話をきいたことがあります(初音茶屋の方ではないんですが)。「かき氷なんて原価はタダみたいなものじゃないの?」とよく言われるのですが、氷はタダじゃないし、寒い日は全然でないし、そんなにお気楽なものではないようですよ。
話がそれてしまいましたが、そんなわけで、ここのふわふわ氷、浅草に行く機会があったら是非どうぞ。店内はクーラーがガンガンに効いている割に、あまり体が冷えずにいただけます。ちなみにこのお店は白玉もおすすめなのです。かき氷じゃないですが、冷たいこしあんに白玉を浮かべた「冷やししるこ」もおいしいですよ。
- ジャンル:甘味処
- 住所: 台東区浅草2-23-3
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- (写真提供:モービー)