氷に甘酒?いやいや、これがおいしいんです:お茶の水「天野屋」氷甘酒
「天野屋」(WEB)
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-18-15 電話:03-3251-7911
毎週日曜 営業時間09:00〜17:30
食べたのは…2005年7月
主な値段は…氷甘酒 500円
ご紹介したいと思いつつ、ずーっと書けなかったのがこのお店。神田明神の鳥居のすぐ脇にある「天野屋」の氷甘酒です。神田明神はお茶の水駅からわりと近く。
天野屋の名物、甘酒にかき氷を載せたものです。サイズは小さめなのですが、甘酒が適度に濃厚で、食後に心地よい満足感があります。
学生の頃お正月にしていたバイトで、毎年甘酒を飲ませていただいていました。私はそれまで、甘酒って好きじゃなかったんですが、そのバイトでいただく甘酒はものすごくおいしかったんですよね。「あまり甘酒って好きじゃないんですが、これはおいしいですね」と聞いたら、教えてもらったのです。一般に飲まれている甘酒は、酒粕に砂糖を加えてお湯で煮溶かしたものだけれど、この甘酒は違う。本物の糀を熟成させて作っているから、おいしいのだ、と。
で、その「初めておいしいと思った」甘酒が、この天野屋のものだったんですね。
天野屋の地下には室(むろ)があって、そこで糀(こうじ)を熟成させています。もともと、甘酒は夏の飲み物で、夏ばてを防ぐ栄養源だったのだとか。天野屋では、氷甘酒の他、冷やし甘酒もいただけます(450円)。もちろん温かい甘酒もありますよ。
…話を氷に戻しましょう。
食べ進むと、氷の下から甘酒が現れます。そうそうこのお店、クーラーがないのですよ。かき氷がものすごくおいしくいただけます。扇風機が風を動かしていますが、氷はどんどん溶けていくので、いそいで食べましょう。
店内はとてもアンティックな雰囲気。切子のガラスが飾られています。お店を切り盛りする、おばちゃん&おばあちゃんもなんともいい雰囲気。
かき氷は10月10日までだそうです。
江戸下町情緒漂う中でいただく、おいしい氷甘酒。味も雰囲気も大好きなお店です。帰り道は神田明神で、銭形平次のお墓を見て帰りましょう。
- ジャンル:甘味処
- 住所: 千代田区外神田2-18-15
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- (写真提供:komaty_trip)