フィリピンのかき氷「ハロハロ」
「カイナン」
今回食べたところ:ナンジャタウン・アイスクリームシティ内/東京・池袋
食べたのは…2005年7月
主な値段は… 500円
世界のかき氷シリーズ、第二弾。マレーシアに引き続き、今度はフィリピンのかき氷「ハロハロ」のご紹介。六本木のフィリピン料理店「カイナン」の出店です。
マレーシアのかき氷「アイスカチャン」の奥に写っているのが「ハロハロ」。タガログ語で「ごちゃまぜ」という意味で、ルーツは日本のかき氷だとか。
写真ないのも寂しいので、中身の具の写真をupしてみました。
バイトさんが作っているのを見ていたら、いろいろ具を入れた上に氷を盛りつけ、上から白いシロップをかけています。「それは何のソースですか?」と聞いたら「エバミルクというソースです」とのお答え。「エバミルクというソース」って…(^^ゞ
さて、ハロハロの感想ですが…一言で言えば「味がない」これに尽きます。
「エバミルクというソース」も非常に味がなく(そもそも、エバミルクには見えないサラサラな液体だった)、紫色のお芋、華やかな色のゼリー、ポン菓子みたいなお米など、中身が盛りだくさんなのにどれも甘みが足りず…。あとで説明を見たら“煮たバナナ”も入ってたはずなんですが、気付きませんでした(多分味がないので、芋とバナナの区別が付かなかったものと思われる…)
かき氷博覧会から帰ってきて、改めて考えてみたんですが、どう考えてもおかしい。遠い昔にフィリピンに行ったときの記憶を辿ると、デザート類はこってりと甘く、アイスティーや清涼飲料水もむちゃくちゃに甘く、当時の私はほとんど食べられないほどだったのです。かき氷を食べたことはないけれど、あの甘さに慣れているフィリピンの人たちが、ナンジャタウンで食べたような、味(甘み)のないかき氷に満足するはずがない。
検索してみると、もともとのお店である「カイナン」を紹介した記事を見つけました。
フィリピンのデザートはというと、マンゴーやウベ(紫イモ)、タピオカ、ナタ・デ・ココにココナッツミルクとコンデンスミルクやエバミルクをかけたものがベース。甘みの強いのが特徴です。「フィリピンは暑いですから、これくらいメリハリの効いた味じゃないとだめなんです。」お客様の7割がフィリピン人というのもあり、『カイナン』では日本人向けに甘味を調整するということはせず、本場フィリピンと同じ味を出しています。
やっぱり…。アイスカチャンもハロハロも、実際にマレーチャンなりカイナンなりで、食べ直してみなくてはいけないなあという気がしています。さらにいうなら梁の家に行ってパッピンスにも再チャレンジしたいものです。ナンジャタウンで作ってるのはきっと、本場の味を知らない人だろうし。
…と、ここまで書いていて、以前マレーシアから来た留学生と話していて、「マレーシアのかき氷には、とうもろこしが入っていておいしい」と言われたことを思い出しました。もしかして勘違いかもしれないですが…。ホントは、マレーシアとかフィリピンに行って食べられると一番いいんですけど、やっぱりまずはお店に行ってみるのがいいでしょうかね〜。
おまけ:“ふじっ子”のWebサイトで、衝撃的なレシピを見つけてしまいました。同社の主力製品の1つ、甘い煮豆の「おまめさん」3種類(黒豆、白花豆、金時豆)と、ナタデココとフルーツを入れたかき氷に、練乳をかけ、上からアイスを載せるというもの。お、おまめさんとナタデココですか…(汗