混ぜて食べるかき氷:韓国「パッピンス」
「梁(ヤン)の家」(WEB)
東京都新宿区百人町1-10-5 TEL:03-5386-4680
営業時間:11:00A.M.〜翌1:00(年中無休)
今回食べたところ:ナンジャタウン・アイスクリームシティ内/東京・池袋
食べたのは…2003年8月
主な値段は…ソフトクリームパッピンス 580円
2003年の7月にオープンした、東京池袋・ナンジャタウン内の「アイスクリームシティ」。世界各国のアイスクリームが食べられる面白いイベントなんですが、そこでかき氷も二種類でていると聞いて、行って参りました。ナンジャタウンのアトラクションで遊ぼうと思うと2000円くらいかかるんですが、入場するだけなら大人300円、子供200円です。すぐそばでやってる「餃子スタジアム」も同じチケットで入れますので、餃子を食べてデザートはアイスクリーム(かき氷)というのもいいかもしれません。
2004年追記:今年は7/23から「東京シュークリーム畑」も始まりますしね。
さて、前置きが長くなりました。今回目指したのは、新大久保にある韓国料理店「梁(ヤン)の家」というお店の「パッピンス」というかき氷。
出店に来ているのは、民族衣装を着た女の子数人。「まーぜーてーたべーる パッピンス、いかがですかー」と声を張り上げて呼び込みしています。
私が注文したのはソフトクリームパッピンス、580円也。まずは写真を見て頂きましょう。
パッピンスの「パッ」はアズキ、「ピンス」はかき氷を意味しているのだそうです。
中央は見るからにバニラのソフトクリームなのですが、その周りが変わってます。まず、あずき。それと、缶詰のフルーツを細かくカットしたもの。そしてフルーツゼリーのようなもの(信州名物「みすず飴」…といえば分かる方にはわかるでしょうか)。あと「韓国の白玉」と説明にはあったんですが、ぎゅうひのようなものも入っていました。日本の白玉に比べるとかなり小さいし、固いです。
そして、ポイントとなるのが「ミスカル」という茶色い粉。お店に貼ってあった看板の説明によると「大豆や餅米など20種類の穀物を粉末にした」とあります。
で、いよいよ食べるのですが……韓国と言えば、なんでも混ぜて食べるお国柄。かき氷とて例外ではありません。さきほどの写真のあれを、混ぜます。ソフトクリームもなにも、ぐっちゃぐちゃに混ぜるのです。
はい、では写真、いきますよー。
…引いた?ねえ、引いた??(^^;)
作るのをみていたら、氷の下にすこし牛乳を入れていて、なにしろ混ぜやすく、溶けやすく作っているのですね。食べるとアイスとあずきとかき氷とフルーツと、あとこれがミスカルなのでしょう、ちょっと「麦こがし」みたいな味がします。
味は…うーん、一回食べたらもういいかなあ、私は…いや、まずくはないけど、こんなに溶かしてしまったら、やっぱり「かき氷」の氷のかきかたもなにもないじゃん、と思うわけです。あとちょっと、白玉(ぎゅうひ系)もやっぱり…もっとモチモチしてる、日本の白玉のほうが好きだなぁ、なんて思ったり。子供のころ、駄菓子やさんでこういうお菓子あったなあ、マスカット餅、とかそういう名前で、小さいぎゅうひみたいなのが並んでるのを、用事で食べるの。たしかいっぱい入って10円で…なんて、子供時代に思いを馳せながら食べたりして(苦笑)。
というわけで、一度味わっていただくとかなりカルチャーショックかもしれない韓国のかき氷「パッピンス」でありました。なお、新大久保「梁の家」のお店の方でもパッピンスはいただけるそうです(WEBによると500円)。よかったらお試しを!