トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

東京に巨大白熊出現!:鹿児島「天文館むじゃき」(東京池袋・ナンジャタウン)

天文館むじゃき」
本店:鹿児島市千日町5-8 TEL:099-222-6904 営業時間:11:00〜22:00(7、8月の日曜は10時から)、不定休
今回食べたところ:ナンジャタウン・アイスクリームシティ内/東京・池袋

食べたのは…2003年8月
主な値段は…氷白熊 480円、ジャンボ白熊 770円

※2007年、鹿児島に行き「天文館むじゃき」本店に行ってきました。その話はこちら→

 池袋・ナンジャタウン内の「アイスクリームシティ」。トルコのアイスクリーム「ドンドルマ」、韓国かき氷「パッピンス」と並んでもう一つ話題になっているのが、鹿児島名物の巨大かき氷「白熊」です。
 白熊といえば、練乳がかかって、巨大で、豪華デコレーションのかき氷…と最近では東京でも有名になりつつあります。でもなかなか本場鹿児島以外では常時食べられるお店は少ないため、今回はかなり期待しておりました。ドンドルマほどではありませんでしたが、天文館むじゃきの看板(写真)の下にも、その次くらいに行列がありました。


 見るとメニューは予想外に多くて、「氷白熊」「ストロベリー白熊」「チョコレート白熊」「コーヒー白熊」各480円と、ジャンボ白熊 770円。
 ジャンボ白熊が、鹿児島で言う「普通の」白熊。ほかの480円のものは器が変わっていて、プラスチックの取っ手付きのものになっています。小さな花束みたいに、取っ手を掴んで持てる…といえば通じるでしょうか。
 ほとんどの人は480円の氷白熊を頼んでいました。これくらいなら余裕で食べられます。


 以前一回、鹿児島物産館かどこかで「白熊」を食べたことがあるのですが、そのときよりもおいしかったです。味の決め手は、甘さ控えめの練乳。
 練乳とともに、もう一つ白熊の特徴といえるのが、白熊の顔に見えるという豪華なトッピング。メロン、ミカン、プルーン、スイカ、レーズン、トロクスン豆(大きな煮豆)などなど、いろいろ載っていますが、「白熊の顔に見えるか」と聞かれると、「うーん…」って感じ。
 母があっさり食べ終えるのを見て、再度、今度は私がジャンボ白熊にチャレンジすることに。
 ジャンボ白熊を注文すると、店員さんにも気合いが入るようです。氷を盛りつけるときも、トッピングを飾るときも、目の真剣さが違います。
 作る様子を見ると、かいた氷を器に載せ、途中でトントンと軽く叩きながら形を整えつつ固め、練乳とシロップをかけ、その上からさらに氷をかけ、もう一回練乳(たぶん)をかけて、各種フルーツや煮豆をトッピングしていきます。
 ハンディタイプの白熊の倍額はしないんですが、見ていると氷の量はおそらくハンディタイプの三倍はある感じ。ハイ、と渡されたそれは、幼児の頭くらいはあります。で、でかっ。


 片手じゃとても持てないサイズです。下に両手を添えているので、大きさは想像がつくでしょうか?
 正面から見ると、レーズンとプルーンが目鼻に見え、たしかに白熊の顔に見えます。おお、かわいい!(でも巨大)
 写真撮影もそこそこに、スプーンで食べ始めました。おお、おいしいっ♪
 普通の練乳だと甘さが強くて、私は実はそんなに量を食べられないのですが、白熊の練乳(みたいなシロップ)はあっさりしていてパクパク食べられます。さすが本家、伝統のおいしさ。

 氷の山を崩し、豆やゼリーも咀嚼しつつ、シャクシャクサクサク食べ進みます。氷もきめ細かくかいてあって、サクサクととてもおいしい。おいしい…けど…。
 半分くらい食べたところで、体温が下がっていくのが自分で分かりました。味はおいしくてあきないんですが、体が冷えていって食べられないんです。メロンやスイカを口休めにかじり(ちなみにものすごくぬるく感じます)、ねばったけど、4分の3でギブアップ。寒くて寒くてそれ以上食べられませんでした。うう、くやしい…。
 あとで調べてみたら、一人分で氷を600g使ってるとか。水500g(500cc)だってそうそう飲めないのに、そりゃ食べるの大変なわけだ…。
 結局残り4分の1を母上に手伝ってもらってなんとか完食。これを昼食代わりに食べるという南国鹿児島県人はすごいなあと感心しきりなのでした。でもおいしいよ。
 ちなみに天文館むじゃきの氷白熊は、ナンジャタウンのアイスクリームシティのほか、各デパートの「鹿児島物産展」「九州物産展」などに出品していることが多いようです。見かけたら是非、大きい方の白熊にチャレンジしてみてください。しつこいようですが、鹿児島ではこれが普通サイズなんですから。

追記:あ、そうそう、土産用もあって、こちらは日本全国どこからでもお取り寄せできるようです。いつか食べてみたいなー。