トーキョーウジキントキ(夏季限定かき氷専門ブログ since 2003)

おいしいかき氷を実食&レポートするブログです。夏季限定更新、2003年スタートで今年12年目。東京・名古屋を中心に、世界各地のかき氷を扱っています。2011年に旧サイトからはてなダイアリーへ、2014年さらにはてなブログへ引っ越してきました。

福島県で一年中かき氷を出すお店は、おばちゃんの優しさもかき氷もスペシャルだった:喜多方「うらら」

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うらら

福島県喜多方市西四ッ谷324 TEL : 0241-24-2529 営業時間:11~19時 定休日:不定休(夏期は無休)

食べたのは…2015年3月 主な値段は…フルーツ白玉氷 650円 うらら特製氷 650円

 

ある3月の週末のこと。福島県喜多方市の駅から続く広い道を、私はてくてくと歩いていました。私の向かう先は「うらら」という名の甘味処。冬はめっぽう寒い福島県なのに、なんと通年でかき氷が食べられるというんです。みちのく・喜多方の街はまだまだ肌寒く、とてもかき氷という気分ではないのですが、本当にかき氷が食べられるのだろうか……。

喜多方駅から15分くらい歩いたところで、目的地の甘味処「うらら」に到着。

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入り口横の大きな看板に目が釘付け。

「噂の氷 年中商う氷 甘味処うらら」

……本当だ!本当に通年でかき氷やってる!!!!!繰り返すようですが3月の喜多方はまだまだ肌寒い。街のあちこちには溶け残りの雪が積もっていて、私は薄手とはいえダウンを着て歩いているのです。東北はそもそもそれほどかき氷に熱心ではないエリアのはずなのに、まさかの通年営業……。

 

ちょっぴり(実はけっこう)感動しながら中に入ったところ、そこはなんというか、異様にアットホームな空間でした。客席は半分がテーブル席、半分が靴を脱いで上がる畳敷きになっており、畳敷きエリアにはすでに先客が。疲れた顔の20代半ばくらいの男性が、こたつに入って背中をまるめて店の女主人(以下おばちゃん)と人生相談をしています。お店のはずなのに、というか内装は普通に甘味処なのに、なぜか一般家庭の居間に紛れ込んでしまったような妙なくつろぎ感が漂っている……。

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店内はこんな感じ。

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私が座った椅子席の後ろの棚には細々といろいろな物が飾られていました。なぜかこんなものも(畳のサイズと見比べるとミニチュアなのが分かるはず)。

見るからに初めて来た感じで戸惑っている私たちを見て、おばちゃんは優しく話しかけてくれます。メニューを見ると甘味や食事などいろいろある……けど、今日は私はかき氷を食べる気まんまんなのよ!

 

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値段は全体的に安く、かき氷もこれくらいの値段です。なのに、私たち(2人連れです)がかき氷を2つ頼もうとすると「うちのかき氷大きいから、まずは一つ頼んで、食べられそうならもう一つ追加したほうがいいですよ」と優しいアドバイス。えっ、そんなに大きいんですか……。

悩んだ末に頼んだのがこれ。

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うらら特製氷水、650円。写真だと分かりづらいですが、たしかにこれは大きい。ミルク多めの宇治金時の中に、ドーンとバニラアイスが入っています。食べてみると氷がみっしり粉雪のようなかき氷で、見た目よりも相当食べ応えがある……。自家製のあんこがおいしくて、あんこで粉雪の山のような氷を食べるかき氷です。これは確かに、かき氷食べ慣れてないと一人一つ食べるのキツイかも。しかも今はまだまだ寒いし(繰り返すようですが食べたのは3月、そしてここは福島県です)。

 

確かにこれは食べ応えあるなあと思いつつももちろん完食、そしてかき氷のつもりで「もう一つ食べるなら何がお勧めですかね?」とおばちゃんに聞いてみました。おばちゃんの答えは「うちのお勧めはパフェなのよ~。いちごパフェとかおいしいわよ。夏以外にかき氷を食べるのはみんな観光客さんなのよね」とのこと。えぇっと……そう言われるとかき氷を食べづらいんですけど……^^;;

 

とはいえ、かき氷ブログなのに1人1杯かき氷を食べずに帰るわけにはいかない!「いちごパフェも気になるけど、かき氷をもう一杯食べるかどうか迷ってるんです」と言ったところ、「じゃあ、いちごパフェっぽくかき氷を作ってあげる」と言われて頼んだのは、フルーツ白玉氷水、650円。

 

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フルーツ白玉氷は、下に小豆ミルクをしくか、イチゴミルクにするか選べます。さっき宇治金時を食べたので今度はいちごミルクにしてみました。このかき氷も大きい!市販のいちごシロップとミルクがベースですが、中にはフルーツがたっぷり、白玉やミルクゼリーやぎゅうひがゴロゴロ入っていて、うらら特製氷水以上の食べ応えかも。かき氷だけど一つ食べたら満腹です……。

そんなわけで、福島県のまさかの通年かき氷店「うらら」は、なんとも味のある忘れられないお店でありました。人生相談してた若者のほかにも、近所のおばちゃんたちがやってきたり、おしゃべりだけして帰っちゃうおじさんがいたりと、非常に地元のみなさんに愛されている感が素敵。なによりおばちゃんの懐深いおおらかな優しさが素敵で忘れられないお店になりました。

喜多方へ行くことがあったら、「うらら」へぜひ行ってみてください。かき氷はほんとうにボリューミーなので、無理してまで食べなくてもいいです(かき氷おいしいけど)。多分あの感じならあんみつやパフェも絶対おいしいはず!

 

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お店を出て振り返ったら、なぜこんなにかき氷が大きいのか、外にその理由が書いてありました。おばちゃん、やっぱりいい人だ……。