トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

ふわふわかき氷の中は驚きの宝石箱!:都立大学「ちもと」

ちもと
目黒区八雲1-4-6 TEL:03-3718-4643
営業時間 :10:00〜19:00、木曜休

食べたのは…2007年9月
主な値段は…おまかせ 1000円

※「ちもと」さん、2007年のかき氷の営業は9月17日までです。お早めに!

数年前に初めて食べて感動してからというもの、「早く紹介したい」と思いながら年月が経ってしまったのが、都立大学駅からほど近いところにある「ちもと」さん。氷が終わりそうな今シーズン、ぎりぎり滑り込みで行ってきました。

ちもとのかき氷は600円、800円、1000円の3種類。600円がいちご、ライム、宇治などのシロップモノ。800円のかき氷はアンコもの。「こしあん」「つぶあん」から選べます。で、1000円のかき氷はその名も「おまかせ」。かき氷に1000円は高い、と思われるかもしれませんが、甘党さんなら、ここは是非「おまかせ」を注文していただきたい。何が“おまかせ”なのかは、以下じっくりご紹介したいと思います。

shaved ice with milk and greentea

しずしずと運ばれてくる「おまかせ」氷。かなりの山盛りなので、大抵店内で一人は感嘆の声が上がります(笑)。大きな雪山は、半分がミルク、半分が抹茶のツートンカラー。名古屋・相生の「抹茶ミルク」を思い出させる氷です→


氷をアップで。細くシャープにかいた氷に、抹茶の緑が染みて、それはそれは美しいかき氷。惚れ惚れします。この抹茶が実においしい。抹茶だけで食べて良し、ミルクだけで食べて良し、抹茶とミルクを混ぜて良し。幸せ気分に浸りながら、ひたすら大きな山を崩していきます。

ある程度食べ進めて山が崩れてくると、なぜ「おすすめ」という名なのかが分かる仕組み。


かき氷の下に、ちもとの和菓子が埋まっているのです!それも何種類も。名物「八雲もち」のほかにもいろいろ入っています。何が入っているかは本当にお店に「おまかせ」で、その日によって違うそう。私がいただいたときには、白玉、ゆであずき、栗の甘露煮、八雲もち、こしあんのお饅頭(スプーンに載ってるのがそうです)、水羊羹が入っていました。溶けた氷でびしょびしょになっている八雲もちやお饅頭を食べるというのは、なかなか得難い体験ですよね〜。

「何が出てくるかな?」と思いながら食べるのがとっても楽しくて。かき氷そのものがとっても美味しい上に、しかも掘り進むとおいしい和菓子が出てくるなんて、かき氷の宝石箱みたい。某グルメレポーターだったら「かき氷の宝石箱や〜!」ってきっと叫ぶよなーなんて、馬鹿なこと考えながら食べてました(^^;

あ、一つだけ注意を。「おまかせ」は相当おなかにたまりますので、おなか空かせて食べてくださいね。“食後のデザート”というにはちょっと重いはず、です。

数年前に知っていながら今までご紹介できなかったのには、いくつか理由があります。店内の喫茶スペース、かなり暗くておいしそうに写真が撮れないんです……当時私が持っていたコンパクトカメラで撮った写真はとてもおいしそうに見えなくて。今年はようやくまともに撮ることができました。

もう一つの理由は、ここ、ものっすごい行列なんですよね……。喫茶スペースが4人席×2+2人席×1しかないため、休日ともなると1時間待ちは当たり前なんです。あの行列を思うと、なかなか食べに行けなくて。今年のかき氷は17日で最後だそうですので、食べたい!という方は、朝一番とかにいくことをお勧めします。

ちもと

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