トーキョーウジキントキ(夏季限定かき氷専門ブログ since 2003)

おいしいかき氷を実食&レポートするブログです。夏季限定更新、2003年スタートで今年12年目。東京・名古屋を中心に、世界各地のかき氷を扱っています。2011年に旧サイトからはてなダイアリーへ、2014年さらにはてなブログへ引っ越してきました。

2003年7月放送「どっちの料理ショー」氷宇治金時 VS. イタリアンジェラート

 人気番組「どっちの料理ショー」で、宇治金時が取り上げられたときのレポートです。放送日は7月24日。ちなみに2003年は冷夏。東京はこのときまだ梅雨が明けておらず、かなり涼しかったと手元のメモにあります。

 以下、2003年に書いたものをそのまま転載します。(かなり長いです)

 ちっとも梅雨が明けないですねぇー。こんなに寒い夏なのに、『かき氷だー!』なんて意気込んだところで、何一人で盛り上がってんだオマエ、ってなところ。
 予定ではなぁ、7月中旬くらいには梅雨が明けて、海の日というか子供たちの夏休みが始まる頃にはカーッと暑くなって、「暑い日にはやっぱりかき氷だよねぇ!」なんていって盛り上がってるはずだったんですよ、私の頭の中では。なのに期待はずれもいいところ。ガッカリというか、なんというか…。

 ところが、きっと私以上にがっかりしてそうな人がいました!それは、日本テレビよみうりテレビ制作)のどっちの料理ショー制作スタッフ! 教えてくださったほまめさん、ありがとうっ!!
 放送日は7月24日、まだまだ梅雨真っ盛りです(汗)。今週のお題は夏のひんやりデザート 氷宇治金時 vs イタリアンジェラート。氷宇治金時関口宏ジェラート三宅裕司。いつもは三宅さんを応援することが多いんだけど…今日ばっかりは、「関口さん、がんばれ〜!」


●本日の特選素材
 さて、まずは「本日の特選素材」から。ジェラート側の特選素材は、北海道当麻町の「でんすけすいか」。ああー、これおいしいんだよねー。でも高いの。うちは母が西瓜大好きで、数回取り寄せたことがあるため、食べたことがあるのです。糖度が高くて、歯触りがよくて、品質が一定で、とてもおいしい西瓜なのですね。周りが黒々として縞が目立たなくて、ズラッと並ぶとなんだかボーリングの球みたいで壮観でした。

 いよいよ宇治金時側の特選素材。何かと思ったら「お抹茶」でした。しかしこれ、スゴイよ。私はテレビを観ながらのけぞりましたね。以下詳細を述べましょう。
 まず、京都は宇治にあるお茶の老舗、「丸山小山園」に出かけた日本テレビ炭谷宗佑アナ。ここで、「全国品評会で4年連続日本一に輝いた葉茶」と紹介を受けたのが『天授』。ベテランの職人が手作業で葉を選り分け、蒸したあと茎などが入らないように専用のざるを振って飛ばし、葉の柔らかい部分だけを取り出します。
 で、この保存方法がスゴイの。紙袋に葉茶を詰めたらそれを大きな瓶に入れ、袋の周りにびっしりとお茶っぱを詰めるのです。「ううーん、このビジュアル、どっかで見たことがあるんだけど…」と思ったら、やっぱり!どっちの料理ショー「お茶漬けvs焼きおにぎり」の回で、関口さんはまったく同じ演出方法を使っている!!

 さてお茶入りのカメを持たされ、「誰か茶の心得がある人に挽いてもらってくださいね」と言われた炭谷アナ。どこに行くのかと思ったら、なんと裏千家の家元直々に面会を許され、お薄を点てていただいていました(!)。紹介されたのは同じく裏千家の正教授、秋山宗和氏。「負けたら二度とここの敷居はまたがせません」と裏千家の家元に言われ、冷や汗をかきながらでかけることに。

 お茶の葉が入った瓶を大事に抱きかかえて新幹線に乗り、東京へ。秋山氏はなんと、三時間もかけて、手で石臼を回して抹茶を挽いてくれたのでした。何の料理に使うのですか?と聞かれ、おそるおそる「う、宇治金時です…」と答える炭谷アナ。一瞬固まる秋山氏。そりゃー、驚かれますよねぇ。これで負けたら、二度と茶道界には顔を出せないでしょう…大丈夫なのか?日本テレビ

●おいしいお買い物
 さて、抹茶だけで氷宇治金時はできません。今回の「おいしいお買い物」は氷。小山(栃木じゃなくて東京の小山)の商店街にある氷やさん「やまね」の「スーパークリーンアイス」。54kg壱万円也、が高いのか安いのか私にはよく分からないのだけれど、170時間かけて凍らせた氷で、透明度が非常に高く、溶けにくさも抜群…なのだそうだ。テレビでは関口さんとシェフが氷の向こうから顔を覗かせて透明さをアピールしていました。
 一方、ジェラート側の特選素材は、群馬県タカハシ乳業「KEEPジャージー牛乳」800ml 800円。高脂肪、低温殺菌のノンホモジナイズド牛乳で、とてもおいしそう♪ すいかのジェラート以外に、ミルクのジェラートまで作り、合わせ技で勝負しようという作戦らしい。うーん、嫌な予感が…宇治金時宇治金時以外にバリエーションを持たせようがないからなぁ…(^^;

●おいしい応援団
 あ、そうそう。「おいしい応援団」の紹介を忘れていました。まず氷宇治金時は、神楽坂の老舗「紀の善」と、もとは京都のお店で、最近カレッタ汐留に店舗を出した「都路里(つじり)」の二店。紀の善は私も行ったことありますが、粒あんも抹茶も白玉もとってもおいしい氷宇治金時です。

都路里はまだ行ったことないのですが(行きたい気持ちはあるのだが、あまりに行列しているので怖ろしくて行けない…)、抹茶重視というところなのでしょう。ここは白玉が白いのと抹茶入りの緑色のものと二種類載っていました。

 一方のジェラートは、東京初台の「バールオペレッタサバティーニ」と、南青山の「クッチーナトキオネーゼコジマ」。うわー、コジマだーっ。行ってみたい…って、そうじゃないそうじゃないっ(^^;

●レシピ
 さて、素材が揃ったところでレシピを確認してみましょう。実は「どっちの料理ショー」で氷宇治金時が取り上げられるのは初めてではないのですが、今回の宇治金時レシピは抹茶がやたらゴージャスなところを除けば、わりとオーソドックスです。「氷」は上記のスーパークリーンアイスを手回しの機械でかいたもの。「宇治」は抹茶「天授」を和三盆を溶いたシロップで溶かしたもの。「金時」は北海道産の大納言を、シェフが和三盆で炊いたもの。ちなみに丸久小山園のサイトがあったので「天授」の値段を調べてみましたところ、40gで8000円でした…うーん、2000円もあれば、かなりいいお抹茶買えますからねえ。大体相場の4倍ってところでしょうか。でもこの「天授」は手挽きじゃないよなぁ、やっぱり。

 話が逸れました。目新しい演出としては、都路里と同じく普通のと抹茶入りのと、白玉が二種類あったことと、練乳がかかってきたこと!!ええーっ、あんなにおいしい(おそらく)抹茶で作った抹茶シロップに、どうして、どうして練乳かけるの〜?!?!
 一方のジェラートはすいかジェラートにミルクジェラート、そしてこの二種類を混ぜたマーブル、さらにミルクジェラートにエスプレッソをかけたアフォガードの4種盛りです。うっ、やたらと豪華…。だいたい関口さんは甘いモノが好きではないらしく、甘いモノだととたんにやる気がありません。今回もかき氷用のスーパークリーンアイスを丸く削った氷で途中お酒を飲み始め、他の出演者からブーイングを食らっていたので、きっとダメだろうなあ…と思いながら見守るワタクシ。さぁ、どうなるどうなる??

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

●結果
 …結果は3対4で氷宇治金時の負け。やっぱり…私なりに負けた原因を考えてみますと、

* そもそも関口さんは甘いモノのときはあからさまにやる気がない
* 梅雨も明けない冷夏で、「かき氷」とか言われてもあまりそそられない
* 四種類もの味が楽しめるジェラート側に比べると、演出が単純
* 関口さんが途中お酒を飲んでいた
* 途中関口さんはおいしそうに試食をしてみせなかった(一方、三宅さんはおいしそうにジェラートを食べていた)
* 宇治金時にミルクは不要(←これは私の好みなだけかも?)
* かき氷なのに「氷のかきかた」を全く強調していない

というところでしょうか。正直、見てたらイタリアンジェラートのほうが断然華やかだったもん。負けた地井武男磯野貴理子平山あや、以上三名が口惜しそうなのに、関口さんが全然口惜しそうじゃないところがなんともまた「あちゃ〜」という感じなのでした。あーあ、今後日テレ(読売テレビ?)は裏千家に出入り禁止決定だね〜(^^;