トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

一年中かき氷が食べられる!:新宿「みつばち」【閉店】

(2011年追記:みつばちは閉店したようです。残念です…湯島みつばちは元気に営業中です)

「新宿 みつばち」
新宿区歌舞伎町1−25−3 西武新宿駅前ビルB1 (WEB)

TEL:03-3209-6907 営業時間11:30〜21:30(L.O.21:15)、日祝11:30〜21:00(L.O.20:45) 月曜日定休

食べたのは…2003年7月
主な値段は…氷嵐山(900円)、氷宇治(600円)+あずきトッピング(150円)

 西武新宿駅の目の前、ビルの地下一階にある甘味処。
「一年中かき氷を出しているお店」としても有名で、湯島のみつばちとは別経営のようです(メニューも結構違う)。

ここの宇治金時は、かーなーりー珍しい一品です。
まずは氷嵐山(900円)の写真から。


いわゆる単品の「氷宇治金時」というメニューはなく、ここのお店で氷宇治金時を食べようと思うと、「氷宇治」にあずきをトッピングするか、この「氷嵐山」という豪華版メニューを頼むことになります。

で、氷宇治にあずきトッピングだとこうなります。


 氷はクラッシュ系なのですが、喫茶店の「フラッペ」の類とは別次元の細かさ。非常にきめが細かく、空気をはらんでいて口に含むとサラリと溶けます。じつにおいしい。

 さらに珍しいのが抹茶。抹茶をシロップに溶かして氷にかけられているのが普通だと思いますが、ここのは抹茶と粒子の細かな砂糖を混ぜたものを、溶かさずに氷の上からかけてあります。食べるとジャリジャリ言いそうなものなんですが、この抹茶砂糖が非常に氷との馴染みがよく、食べていて食感を損ないません。写真を見ると分かりますが、抹茶を勢いよくかけただけで、氷がかなり溶けてしまっているほどです(写真はまだ食べる前の状態)。
 トッピングしたあずきも、いわゆるつぶあんではなく、豆の一つ一つがしっかり形を保っている「ゆであずき」です。一見甘納豆かと思うくらい。

 氷嵐山はかき氷の上に宇治、あずき、抹茶アイス、白玉が乗っています。ここは結構大きめなので、氷宇治+あずきでも相当食べ応えあり。氷嵐山ならかなりお腹がふくれます。最初値段を見たときに「ちょっと高いかな?」と思いましたが、食べ応え、味ともに非常に満足できるものでした。

おまけ写真:氷ミルフル

これはなぜか、食べてるうちにすごく体が冷えてきました…
私の身の回りでは「氷カルピスは食べてると寒くなる」という証言続出です。
なぜでしょうね?

甘党さんにオススメ!大きくて甘〜い宇治金時:新宿「追分だんご本舗」

「追分だんご本舗」
東京都新宿区新宿3-1-22 TEL:03-3351-0101 営業時間:10:00〜20:30(喫茶11:00〜20:15)

食べたのは…2003年9月
主な値段は…氷宇治金時 950円

新宿三丁目交差点そばにある、老舗のおだんごやさんです。
デパ地下などでもよく見かけるチェーンのお団子屋さんですが、新宿の本店には茶店があり、夏はかき氷が人気メニューなんです。

 こちらの氷宇治金時(950円)は、ちょっと高いけどそれだけの満足感はあるかき氷。サイズもなかなか大きいです。中の大といったところでしょうか。東京ではかなり大きな部類だと思います。
 なにしろすごいのはあずきの量。写真でもど迫力のあずきが見えると思います。あずきの下に抹茶、そして氷。器の周りには白玉が三つ入っていました。「めずらしいレイアウトだなー。抹茶もあずきも上なんて」と思ったら、さらに氷の下にもあずきが埋まっていました…あ、甘い〜(汗。

 きめ細かくかかれた雪のような氷は、なかなかおいしいです。白玉も、お団子やさんだけあって、ぷりぷりつやつやととてもおいしい。あずきはとろりと柔らかく煮てあり、光沢のあるおいしい粒あんです。あずき自体は和菓子屋さんだけあってなかなかおいしいのですが、いかんせん量が多い…しかもこれにおちょこにたっぷりの練乳が付いてきます。甘党の人にはたまらないと思いますが、ごめんなさい、私は完食出来ませんでした。うう、口惜しい。おいしかったんだけどな。

 量も多いし、氷もあずきも白玉もおいしい(抹茶も悪くないけど、もっとたくさんかかってたほうが嬉しいかな)。甘党の人にはイチオシ、東京でもかなりおいしいかき氷だと思いました。…次は氷クリームいちご食べてみようっと。

老舗和菓子店の意地を感じる美味:新宿「花園饅頭」

「花園饅頭」
東京都新宿区新宿5-16-15(WEB)
TEL:03-3352-4651(代) 営業時間:11:00〜19:00(月〜金)、〜18:00(土日祝) 年中無休

食べたのは…2003年9月
主な値段は…氷宇治金時(900円)+白玉トッピング(100円)

 新宿・花園神社のそばにある、老舗和菓子屋さん「花園饅頭」のかき氷です。お店の名前をとった「花園饅頭」というおまんじゅうや、ぬれ甘納豆が名物です。新宿本店には併設の茶房があり、かき氷は今まで食べたことがなかったんですが、夏になると「氷」ののぼりがはためいているのが気になっていたので、今回初めて食べてみました。


 席につくと、礼儀正しい女性店員さんが、まず冷たい麦茶とぬれ甘納豆を出してくれます。ようじで数粒つまみながらメニューを注文。白玉のトッピング、アイス(バニラか抹茶)のトッピングはそれぞれ100円追加です。


 しばらくすると、お水と一緒に宇治金時が運ばれてきました。
 サイズはかなり大きめです。中の大、または大の小ってところでしょうか。ここの氷はちょっとかきかたが印象的。細かいか粗いかときかれれば、粗くかいてある部類に入るのですが、喫茶店の「フラッペ」の類とは全く別モノ。刃が氷を削り取ったエッジが鋭角に立っていて、口どけも気持ちいいものです。こういうかきかたもあるんですねえ…。ふわふわ氷ではないけれど、浅草の初音茶屋にある意味近いものを感じます。

 氷の上にはつぶあんがかけられ、その下には氷、少し透けるように抹茶シロップがかかっています。粒あんはとろりと柔らかでおいしいし、抹茶もものすごく濃厚というわけではないのですが、ちゃんとした抹茶で、量少なめながら非常においしい。氷の下にも粒あんが潜んでいます。

 トッピングした白玉も、非常に上手にゆでてあっておいしかったです。適度な柔らかさで、ムチムチした舌触り。うう、これはウマヒ。。。食後に熱いお茶をだしてもらえるのもうれしいものです。

 氷の部分が多いので、最初こそ「味がしない部分が多いなぁ」と思いながら食べたのですが、上手にかいてあるので、氷が舌に溶ける感覚もまた楽しい感じ。食べ進むと、宇治、粒あんともに量もバランスよくなってきて、甘すぎることもなく、とてもおいしくいただけました。最初値段を見たときに「宇治金時に白玉を足すと1000円かぁ、ちょっと高いなぁ」と思いましたが、食べ応え、味ともに非常に満足できるものでした。

最後に氷いちご、アイス載せの写真も。

これがまた、うっとりするくらいおいしかったのでした…新宿駅からはちょっと遠いけど、行く価値あり!の名店です。

お伊勢さんといえば・・・:赤福茶屋「赤福氷」

赤福
名古屋市中村区名駅1丁目1-4 JR名古屋高島屋地下1階 (WEB)
TEL 052-566-1101(代表) 営業時間は百貨店に準ず

食べたのは・・・2004年6月
主な値段・・・・・赤福氷400円

伊勢の名物赤福は有名だが、夏場の赤福氷ももちろん有名。
どの店舗もだいたい同じようなお茶屋の作りになっている。
お店の入り口で食券を購入して席につく。
しばらくすると木のお盆に赤福氷とあたたかいほうじ茶がやってくる。


見た目はただの宇治氷。
だが、氷をほじっていくとふわっとした氷の中に赤福の団子部分を丸めたものと赤福で使うこしあんが出てくる。


かなり甘いがペロリと食べられる。
最近は名古屋市にも赤福茶屋が増えたので伊勢まで行かなくても食べられるのがうれしい。
赤福氷は5〜9月ごろの期間限定。