元氷屋さんが営むかき氷専門店:草加「ヤマト屋」
ヤマト屋(Web)
埼玉県草加市草加3-8-20 TEL : 048-954-8305 営業時間:11:00~17:00(ラストオーダー) 定休日:毎週木曜日
食べたのは…2017年8月、2018年5月
2017年オープンのかき氷専門店 「ヤマト屋」。埼玉県草加市にあります。大きなスーパーの隣で客席はオープンエアというか簡易的なつくりですが駐車スペースは多め。
こちらはもともと、千葉県野田で天然氷製造を行っていたという氷屋さんの子孫が始めたお店。野田では氷作りのほかにしょうゆ・みそなどの醸造業をしていたということで、「氷+醤油・味噌」な感じのラインナップのかき氷屋さんです。
そして、草加といえば名物は「草加せんべい」。ということでまずご紹介するのは、「草加煎餅クリーム氷」900円。煎餅のかき氷、しかもクリーム…?と思ったけど、食べてみると意外と悪くない。これを食べたのは、オープンしてまだ間もない頃だったのですが、新店とは思えないほど削りが上手くて驚いたのでした。なにより、屋号入りの草加せんべいが刺さったビジュアルがインパクト抜群です。
このとき他に食べたのは、「ショコラベリー」850円(左)と「白桃氷」900円(右)。美味しいんだけど、もうちょっと果物が多いとうれしいな…なんて。
シロップも悪くないんですが、サイズが大きめなのでその分、後半やや飽きる感じがあるんですよね。チョコは、ココアパウダーかチョコクリームにしたほうが美味しくなりそう、なんて思いながら食べました。
ここまでが、オープン直後の2017年夏の話。そしてここからは、今年(2018年)の5月の話です。
再訪時、1杯目に食べたのが「レアチーズ&ラズベリー」1000円。ベースがミルクのかき氷で、ラズベリーソースとチーズクリーム、後は砕いたグラハムクラッカーでチーズケーキっぽさを出しているかき氷です。
びっくりしたのは、食べ進むと中からチーズの塊が出てきたこと(!)。おそらく市販のクリームチーズをカットしたものだと思います。クリームチーズのソースならわかるけれど、まさかチーズがそのまま出てくると思わなかった...。
もう一つ気になったのは、ある程度氷をかいてソースを入れたら、上から残りの氷を全部かいて、上にシロップやミルク、ソースをかけて仕上げるという二重構造なので、何もかかっていない白いところがかなり多いことです。かき氷のサイズが大きいだけに、内側までシロップが染みていないところが多くて、食べていてちょっと寂しい……。
シンプルな果物のシロップのかき氷なら気にならないのですが、こういうデザート的なかき氷は、氷とソースを何層にも重ねるとか、もう少しきめ細かく作ってほしいなぁ、と思ったのでありました。
2杯目は「生いちごみるく」850円。ミルク氷がベースで、細かくカットしたイチゴが散りばめてあり、自分でイチゴソースをかけて食べるという仕様。氷はふんわりしているし、イチゴソースも思ったよりたっぷりだったし、悪くないんだけど、でもこれ、絶対もっとおいしくできるのにな...と思いながら食べました。
こちらのお店、氷の扱いがすごく上手で、氷のかき方はふんわり軽くて美味しいんです。それだけに、氷と比べるとソース部分が凡庸に感じてしまうのが惜しい。
オープン直後に初めて行った時、「美味しいかき氷だけど、氷の扱いが上手いから、きっと今後はもっとおいしくなる」という印象があったのですが、1年弱経って再訪した今回も印象は変わらずでした。絶対もっとおいしいかき氷作れるはずなのに、もったいないなぁ……。個人的には、デザート系よりも、フルーツ系のかき氷のほうがおいしくつくれるんじゃないかなとなんとなく思っております。あと、ルーツでもあるみりん・しょうゆ・酒粕系。草加せんべいクリーム氷は、がんばって看板メニューに育てるべきだと思うんだけど……。なんだか辛口の感想になってしまってごめんなさい。ここ、おいしいんです。それだけに惜しくって。
余談ですが、ここのかき氷Tシャツ、すごく可愛いんです。毎回行く度に迷うんですが、次行ったら買ってしまいそう。
「あったかいかき氷」というアプローチ@銀座のジンジャー(有楽町)
「銀座のジンジャー」
住所:東京都 中央区銀座1丁目4−3 カルチェブラン・ギンザ TEL:03-3538-5011 営業時間:11:00-19:00(ラストオーダー18時?)、不定休
食べたのは…2018年3月・2月、2017年12月ほか
通年でかき氷を出すお店が増えている昨今、これから増えるんじゃないかな?と密かに思っているのが「温かいかき氷」。前回は吉祥寺のカフェで出している「焼き氷」の話を書きましたが、今回は炎は上がってないけどあったかいかき氷の話です。
そういえばこれまでトーキョーウジキントキに書いたことなかったんですが、私、ここ数年は通年で一番かき氷を食べに通っているのが、有楽町にある「銀座のジンジャー」というお店なんです(かき氷をやっているのは銀座本店のみ)。会社から近い&仕事帰りにぎりぎり寄れる時間まで営業しているのがありがたいお店。
ここのかき氷は短期間でメニューが変わるので、いつもTwitterなどでメニューをチェックしているんですが、2017年の12月に温かいかき氷を出していると聞いて、いそいで食べてきましたよ!上の写真がその「マンジェ・ビテ」です。
マンジェ・ピデとはフランス語で「急いで食べて!」の意味だそう。ミルクティ氷の上には栗のエスプーマ。食べ進めると別皿で温かいフォンダンショコラ(温かくて中がトロトロのチョコレートケーキと思ってください)と砕いたパイが出てくるので、温かくてトロッとしたフォンダンショコラをソース代わりにして、各自好みで氷にかけて食べる…という趣向。
ここはもともとミルクティ+ハニーエスプーマのかき氷が美味しいので、ベースの氷はもちろんおいしい。エスプーマもおいしい(個人的にはもう少し栗感あると嬉しかったけど)。ただ、肝心のフォンダンショコラの味が強すぎて、かき氷といっしょに食べるとみんなフォンダンショコラ味になってしまう……という難しいかき氷でした。あと、シロップとして使うには、フォンダンショコラはやや汁気がたりないという問題も……最後はほぼ味なしになっていました。面白いけど、なかなか難しいですね、温かいかき氷。
せっかくだから、銀座のジンジャーで冬場に出してた他のかき氷も紹介しますね。
2018年、わたしが最初に食べたバレンタイン氷は、銀座のジンジャーの「カルテット」でした(1296円)。チョコ+イチゴでアポロチョコ的な味を予想してたんだけど、違いました。チョコが思いがけずスパイシーかつ、チョコ部もイチゴ部もわりと薄味。ペース配分を考えないと、素氷部分が多くなります。上のエスプーマはおいしいんだけどねえ。
余談ですが、イチゴ+チョコといえば恋しくなるのは椛屋さんのショコラキッス。こちらも冬限定のかき氷で、チョコ好きもイチゴ好きもアポロチョコ好きも納得のおいしさなんです。ああ、いかん、書いてたら食べたくなってきた…
そして、冬の終わり頃に銀座のジンジャーで出していた「チェリー -初恋-」がこちら(1296円)。サブタイトル…初恋??(笑)
周りのピンク色はチェリー+ホワイトチョコ(ミルクかもしれない)のクリームで、トップにはジンジャーミルククリーム。中にはキルシュに漬けたダークチェリー、サクランボと赤ワインのコンフィチュール、という構成。
サクランボ好きなのでそりゃあもう美味しく楽しくいただきました。ピンク色のクリームと、トップのクリームがどちらも美味しいんだけど味が似てて、一緒に食べるとむしろ味を打ち消し合っちゃうのはもったいないなあと思ったけれど。
というわけで、一年を通じてよく通ってるお店のお話でした。
あ!温かいかき氷といえば、台湾にすごいのがあります。これは温かいからこそおいしいかき氷。ぜひこちらもお読みくださいませ。
「焼き氷」って何?と思うあなたはGO!「Cafe Lumiere(カフェ・ルミエール)」~吉祥寺でかき氷がおいしいお店(1)
Cafe Lumiere 吉祥寺
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目2−2 東山ビル 電話:0422-48-2121 営業:12時~18時、月曜休
食べたのは……2018年4月
先週は急に気温がさがって、5月と思えない涼しさでびっくりしましたね!5月としては25年ぶり、米不足で国産米が消えた1993年以来の寒さだったらしいですよ……。というわけで、そんな寒いときにもおいしい、“温かい”かき氷の話を。
「焼き氷」というかき氷があることをご存じでしょうか。かき氷なのに火が付いて燃えてる、焼けてるんです。作り方は、かき氷の周りにメレンゲを塗り、そこに洋酒を掛けて火を付ける、というのが基本。
私の記憶で一番古いのは、10年くらい前の埜庵。たまーーーに、真冬でお客さんが少ない時期に出していました。SNSで他の方の写真を見てすごく気になっていたのですが、残念ながら私自身は未食です。
その次は朝ドラ「ごちそうさん」(2013年)。劇中、「焼氷」(やきごおり)というスイーツが出てきます。高畑充希さんが歌う"焼氷アリマスの歌"も印象的でした。この年にドラマの舞台になった大阪で、焼き氷を出す店が登場したんです。新世界の「DEN・EN」というお店。私も翌年、大阪に行ったときにお店の前まで行ってみたのですが、売り切れだったか閉店時間だったか、何かの理由で食べられず。
それからしばらくして、なんと焼き氷をメインメニューに据えるお店が東京に登場しました。それが、吉祥寺の駅近にある「カフェ・ルミエール」。焼き氷を目当てに何回か行ったのですが、貸し切りだったり、混んでいて断念したりと運が悪くて食べられず……だったのです。先日、三度目の訪問でようやく焼き氷を初体験できました!焼き氷の存在を知ってからおそらく10年以上。念願の対面です(笑)。で、そのカフェ・ルミエールで食べた初めての焼き氷の写真が、これ。
オーダーしたあとに厨房を眺めていると、まずはかき氷をかき、できあがったかき氷の周りにメレンゲを塗り、バーナーであぶります。ここまでは厨房の作業です(動画)。
周りを炙ったかき氷を客席に持って来て、お客の目の前でフランベして仕上げます。これは楽しい……!
焼けてるの、伝わります……?
さて、食べてみた感想なんですが……「これ、おいしいじゃないですか!」
焼いたメレンゲ+キャラメル+氷の組み合わせが意外と美味しくて驚き。イチゴシロップもやや薄味ながらかき氷とは合っていました。食べ始めは「意外と氷が溶けてないかな?」と思ったのですが、さすがに無理ですね。食べ進むと、下の方はビチャビチャになっておりました。私はまあまあかき氷を食べるのが速いので、普段は「かき氷はストロー使わず食べる、食べ終わる前に大量に溶けちゃうのは野暮」と思ってるんですが、ここの焼き氷は最後、珍しくストローを使いました。
そんなわけで、10年越しの願いがかなってようやく食べられた焼き氷、面白いし美味しかったです。他の焼き氷も食べてみたいなぁ。なお、普通のかき氷よりも作るのに時間がかかるので、オーダーする際は時間に余裕をもって頼みましょう。
そうそう、このお店の焼き氷以外にも"温かいかき氷"を食べる機会があったので、その話も今度書きますね。
場所は秘密。会員制馬肉レストランのかき氷は大きかった「ローストホース」
ローストホース
住所:不明 電話番号:不明 営業時間:不明
食べたのは……2016年1月、2017年9月
今回は、ちょっと変わったかき氷の話。変わっているのはかき氷ではなく、お店のほうなのですけれども……。都内某所に「ローストホース」という馬肉料理専門の会員制レストランがあります。場所は秘密。予算は1人6000円だったかな。
私自身は会員ではないのですが、友人に何人かここの会員がいるので、年に1回くらいのペースで連れて行ってもらっています。基本的にコースのみで、だいたい月替わりでメニュー(お料理)が変わるという仕組みです。
多分2015年の途中からだと思うのですが、ここのデザートがかき氷になり、やがて「デザートのかき氷が名物」と言われるようになりました。かき氷も月替わりでメニューが変わっているようです。連れて行ってくれた(会員の)友人にも「ここのかき氷おいしいから楽しみにしててね!」と言われるようになったので、せっかくだからトーキョーウジキントキでもご紹介しようかと。
2016年1月に食べたかき氷は「ティラミス」。ミルク氷の上にチーズクリーム、ココアというデザート氷です。
ひとりひとりではなく、人数分のかき氷が大きな器でどどーんと出てきます。みんなで分けあって食べるのが推奨。ここに行くときは大抵6人以上なので、「甘いモノは要らないや」という人が大抵1人や2人は出てきます。
コースが終わってお腹いっぱいなんですけど、こちとらかき氷は別腹ですから。そういうときはありがたーく、他の方の分までいただきます。もぐもぐ。
2017年9月のかき氷は「おはぎ氷」。このときもミルクとあんこのかき氷の上に大量のポン菓子が載っているのが面白い。お店の方に「8月は石垣島(たしか)のマンゴーのかき氷だったんですよ」と言われて、心の中で「先月来たかったなー」と思ったのは秘密。
もう1回か2回、ローストホースのかき氷を食べてるはずなんですが、写真が見つかりませんでした、ゴメンなさい。
というわけで、2回分のかき氷の感想をまとめて……。氷はサラサラの雪みたいな感じですかね。ふわふわにというよりは、きめ細かくかいてあります。大皿に高く盛り付けて、上から大量にトッピング(クリームとかポン菓子とか)することを考えると、エアリーな氷だと潰れないように盛り付けるのが難しいので妥当だと思います。
肉料理のコースを食べたあとのデザートなので、ケーキやアイスクリームよりもさっぱりしているかき氷はうれしいなと思いました。私が食べたときがたまたまかもしれませんが、もっと頻繁に行っている会員さんの写真を見ていても、エスプーマ(泡)やクリームを使ったデザート系かき氷が多いみたい。デザート系のかき氷って最近はどんどん凝った方向に向かっているので、こういうドドーン!とダイナミックなかき氷は珍しいなあと思います。
ローストホースについては、わたしの日記(?)ブログで書いたことがあるので、よかったらそちらも見てください。
あくまでここの主役は馬肉料理なので、かき氷を目当てに食べに行くのは何か間違ってる気がしますが(馬肉料理のお味に比べると、正直、かき氷は印象薄いかな……安納芋の焼き芋+バニラアイスのほうがおいしかった)、もしも行く機会があったら、デザートのかき氷を楽しみにしてください。
と、ここまで読んで「行こうと思って行けるお店を紹介されても困る!」と思ったかもしれません。こちらのお店、昨年(2017年)夏に、期間限定で中目黒にかき氷専門店を出していました。「FUWAGORI」(ふわごおり)というお店です。私は行けなかったんですが、ティラミス、チョコミント、ストロベリーミルクの3種類で500円だったようです。
多分今年もオープンするんじゃないかなと思うので、食べてみたいかたはFUWAGORIへどうぞ!
レストランのかき氷、今まではあまり紹介してこなかったのですが……よかったらこちらもどうぞ。焼肉屋さんのかき氷です。
こちらは銀座のダイニングバー。
高崎のお花屋さんで食べられる、ふわふわおいしいかき氷「花暦氷本舗」
「花暦氷本舗」(Facebook)
住所:群馬県高崎市剣崎町1207−9 電話:027-343-1269 営業時間:10~17時(要確認)
食べたのは……2018年4月
「十紋字」に続き、群馬県のかき氷の話を。今回ご紹介するのは、高崎市のお花屋さんが、店舗の一部を改装してかき氷店をやっている「花暦氷本舗」。通年でかき氷が食べられます。
こちらは二回目の訪問。店主さんにおすすめを聞いて、それをいただくことにしました。まずは「ネクタリンレアチーズ」600円。一口食べてみると…おおっ、前回来たときよりすごく美味しくなってる!あっさりした甘さのネクタリンと、こちらもさっぱりなレアチーズソースがいい相性です。おいしい!
二杯目は栗きなこぷりん。こっくり甘いプリンソースにきな粉がバフバフかかっていてこちらも美味。甘党な連れはこちらを絶賛してました。
花暦さん、美味しいしお値段もとても手頃で、近所にあったらちょくちょく来たいな~というお店。メニューはこんな感じです。
お手頃価格!うれしい。
かき氷だけでなく、きれいな綿あめも売っています。
最後に大事な情報。
お花屋さんと併設のかき氷屋さんなので、お花屋さんが忙しいシーズンはお休みになります。Facebookなどで営業日の確認をお忘れなく。直近だと、5月8日から16日までお休みです。また、暑い季節は予約優先です。予約のしかたはこちらの動画を。
高崎にはこちらや十紋字さんのほかにも「日本一」という有名なかき氷屋さんがあるのですが、まだ行けておらず。
群馬にはもう一軒、「風花家」さんという花屋+かき氷のお店があるのですが、わたしどうも間が悪くて、今のところ2連敗(お店の前まで行ったが食べられず)中です。はやくこちらも行ってみたいなーと思っております。
群馬県のかき氷、他にも書いてますのでよかったら。
温泉かき氷って何だ?越後湯沢「温泉珈琲 水屋」
「温泉珈琲 水屋」
住所:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2455 営業時間:9:00~18:00(L.O17:30)
食べたのは……2014年9月
日本全国どこへ行っても、いや、海外に行ってもついかき氷を探してしまう性なのですが、傾向としてやはり寒い地方や北国はかき氷がおいしいお店って少ないんですよね。なので、越後湯沢でかき氷の看板を見つけたときは「新潟にもかき氷が……!」ってびっくりしました。
越後湯沢駅の目の前にあるカフェ「温泉珈琲 水屋」で夏場だけ食べられる「温泉かき氷」600円。
温泉かき氷って何だろう?と思ったら、越後湯沢の水を2日間かけてゆっくり凍らせた氷を使ってかき氷を作っているのだそうです。私が行ったときはいちごと抹茶だけだったんですが、今は越後姫(いちご)、温泉珈琲、雪氷梅、黒蜜きなこと4種類に増えているそうですよ。
ちなみに店内は暖色照明に木製家具が配置され、ちょっとレトロで素敵な雰囲気のカフェ。温泉水を使って淹れた珈琲や、地元産の材料を使ったデザートもいただけます。珈琲とロールケーキがおいしかったなぁ。
左にちょっと座っている人が写っていますが、お店の前に足湯があります。さすが越後湯沢!
前橋の甘味処で出合った、ハッとするほど美味しいかき氷「十紋字」
「十紋字」
群馬県前橋市上小出町2丁目23−24 電話:027-234-2971
営業時間:11時~19時半
食べたのは…2018年4月
先日、群馬に出かけたときに食べたかき氷を紹介しますね。まずは、前橋の甘味処「十紋字」で、氷あんずミルク550円。
さらりと上品な甘さの練乳がかかった丸い氷に、トロンとしたあんずシロップを好みでかけるかき氷です。氷は細かくサラサラと、あんずシロップはトローリと。いやぁ、美味しかった…しみじみと美味しかった。
最近、かき氷専門店の美味しいかき氷はいろいろ食べているけど、こういう甘味処のかき氷で美味しい新店にはなかなか巡り会えなかったので、しみじみと感じ入ってしまうくらい美味しかったです。しかも、お値段もめっちゃ良心的。
今から十数年前にトーキョーウジキントキを始めたとき、当時はかき氷専門店なんてものはなかったので、氷屋さん、(夏場は売れない)鯛焼き&今川焼屋さん、そして甘味処のかき氷を中心に巡っていました。他の甘味は美味しいのにかき氷はあんまり…、というお店も多くって。有名な甘味処でも、必ずしもかき氷が美味しいとは限らないんだなぁとよくがっかりしていました。
甘味処の美味しいかき氷は、氷はサラサラきめ細かく、あんこと抹茶で勝負、というのが基本。最近増えている、氷はふわふわで果物やクリームで食べるかき氷とはまったくアプローチが違います。今回は1種類しか食べられなかったから、またほかのかき氷を食べに行きたいな。
かき氷以外もとてもおいしかったので、写真を貼っておきますね。
特製クリームあんみつ。奇をてらっているわけではなく、丁寧に作ってあるからこその美味しさ、「おっ」と声がでるくらいおいしかったです。
ちょっと肌寒い日の訪問でしたが、ちょうど藤の花がきれいに咲いていました。
甘味処のかき氷の美味しさを改めて気付かせてくれた十紋字のかき氷。とてもおいしかったです。ごちそうさまでした!