目白には赤い崖も黒い崖も、季節によっては緑色の崖もある「志むら」
「志むら」
〒171-0031 東京都豊島区目白3-13-3 電話:03(3953)3388
9:00 〜 19:00 日曜定休
食べたのは・・・2018年4月、2016年6月、2015年9月ほか
もう10年以上通っている、かき氷がおいしいお店が、目白の「志むら」さん。ちょこちょこ行っているのに、検索してみたらトーキョーウジキントキではもう10年くらい紹介していなかったことに気付いてびっくり!最近のかき氷をご紹介します。
この春提供されている、志むらの期間限定メニュー「生いちごと豆乳クリーム」1050円。これ、2月に行われた奈良のかき氷EXPOで提供された特別メニューなんですが、奈良で食べそびれたので今回ようやく食べられて嬉しい!
豆乳クリームが意外とこっくり、後味に白あんのようなコクがあって大変美味しいです。志むらの看板氷であるいちごとの相性ばっちり!見かけ以上に食べ応えがありました。これ、定番化されたらいいのになぁ~。
生いちご+豆乳クリームの次に食べたのは、こちらも期間限定の「そら豆ずんだ」、950円だったかな。出てきた瞬間テンションがどどーんとあがりましたよ!そうそう、これが食べたかったの~!
そら豆のずんだって初めて食べたけど美味しいですねー。枝豆のずんだより好きかもしれない。豆の味がぎゅっと濃厚で、それでいてサラサラなスープみたいで、あっという間に食べちゃいました。粒々感はなくて、丁寧に濾してあるので、氷とずんだがサーッと馴染みます。
写真では見えませんが、氷にさり気なく潜ませてあったのはおそらく豆乳クリームじゃないかなと。三つある白玉は氷に接しないところにポチャンと浮いていたので、最後まで固くならずにもちもちのまま楽しめました。
途中で合流した友達がなに食べようか悩んでたので、「氷白玉」をおすすめしました。いちごのかき氷が有名なこちらですが、私、むしろこの「黒い崖」こそここの看板メニューになってもいいと思ってるんです。赤い崖もいいけど、黒い崖もいいよ!と。
これは少し前に撮った写真ですが、この日も見事な崖っぷり。最高に滑らかなこしあんと、こちらももちもちの白玉がとても美味しいです。
食べ進むと氷が溶けてこしあんがサラサラになり、あんこの冷たいスープみたいになるのもまた素敵。こしあん好きさんには絶対オススメです。
そうそう、余談ですが…こちらの氷白玉っていわゆる「氷しるこ」のことなので、「氷白玉の白玉抜き」とかいう不思議なこともできるんです。こんな感じ。
定番氷も限定氷も美味しすぎ、最近は「ミニ氷」なんていう裏メニューも出てきてますますパワーアップしている志むらさん。
これからもお世話になります!
ある日の慈げん~“独創性+おいしさ”を改めて実感する@熊谷
慈げん(Twitter)
埼玉県熊谷市仲町45 電話:048-526-1719
食べたのは…2017年8月
かき氷好きなら知らない人はいないと思うので、今さら私ごときが紹介する必要はないと思いつつ、めっちゃおいしかったし感動したので改めて書きたい……と思って書きます。熊谷「慈げん」で、2017年夏に食べたかき氷の話。
東京から遠いのにものすごい人気のこちら。どうやって押し寄せるお客さんをさばくか試行錯誤されていましたが、整理券+時間枠を決めておく制度で落ち着いた、みたいです。
この日は2人で5杯いただきました。食べたかき氷を、食べた順と逆に書いていきますね。まず上の写真は五杯目、ラストに食べた「キャラメルミルクナッツパルミジャーノ・レッジャーノ」。2017年夏に放送された「マツコの知らない世界」で紹介されてた かき氷です。
写真見ると「え、これかき氷なの?」となると思います。パスタかリゾットかという見た目、上からたっぷり振りかけられたチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)が楽しい。ナッツたっぷりで塩気が全体を引き締め、実に美味しいです。添えられた岩塩と黒胡椒をパラパラすると、さらにうまし。
※「マツコの知らない世界」かき氷の回の放送内容についてはこちらをどうぞ!
四杯目、「ミルクココアに泡ミント」950円。慈げんの定番氷「ミルクココア」が、ミントエスプーマでパワーアップ。うわー、これおいしい。なんて軽いんだろう……♡
一つ前に書いたバンパクさんとはまた全く違うアプローチ。チョコミントが好きな人にはぜひ食べてほしい逸品、ですがこれ、定番メニューじゃないからなあ。
三杯目は「酸味三昧」1000円。左からすもも、梅、あんず。
この盛り付け、Twitterで見かける度に気になってて一度食べてみたかったんですよねー。酸っぱすぎることもなく、どれもそれぞれに違う酸味。ああ、なんて美味しいの……(うっとり)。
2杯目、大人のブルーハワイ+レミヨエスプーマ、1000円。慈げんさんのエスプーマ初めてかも。上も下も思いがけず酸っぱい系で、うまっ♡
「レミヨ」とは、レモンとミルクとヨーグルトの略であります。慈げんさんには独特の表記ルールがあって、読み方を覚えるとメニューを見たときにかき氷の味をなんとなく予想できるようになるんです。レミヨはそのひとつ。
この日最初に食べたのは「ザ・もも」1000円。夏には夏の果物を食べたいですからね!旨い…旨すぎる…桃以上に桃です。さすが「ザ」シリーズ。
慈げんさん、人気すぎて&遠いのでなかなかしょっちゅうは行けないのですが、それでもやっぱり時々無性に行きたくなって我慢できずに行ってしまいます。ちょっと前に新宿タカシマヤに出店されてたときは大人気ですごかったからなあ……気持ちは分かるけど。
独創性があって、種類がすさまじく多くて、チャレンジングな組み合わせでも毎回確実においしくて、行く度に惚れ直すお店。改めて、大好きだなーとこれ書いてて思いました。
※慈げんさんについては過去に何度も書いています。よかったらこちらもどうぞ。
チョコミントかき氷、みかんのかき氷をぜひ食べてみてほしい「かき氷喫茶 バンパク」@三軒茶屋
かき氷喫茶 バンパク(Twitter)
東京都世田谷区太子堂2-23-5 プルミエ太子堂B1F 営業時間 12:00〜18:00(L.O17:30) 不定休
食べたのは……2018年1月ほか
クラフトカフェさんに続き、もう一軒「小さいお店だけど、ここの味が好きなんだよねぇ」というお店の話を。三軒茶屋の「かき氷喫茶バンパク」。こちらのかき氷、わたし大好きなんですが、なかなか営業時間内に来られないのが寂しい。
最近おいしさを知ったのが「チョコミント」。実はチョコミント好きな方ってたくさんいて、しかもチョコミント菓子って夏場とかに期間限定でしか出ないことが多いから、“おいしいチョコミント”に飢えてることが多いらしいんです。そんな方にお薦めするとものすごーーーーく喜んでもらえるのが、こちらのチョコミント。
写真はバンパクさんの「チョコミント氷」900円。適度に甘くさっぱりしたミントと、外のパリパリチョコ、中のしっとりチョコが好バランス。一口目から最後までずっと美味しかったぁ~。こちらのチョコミント氷、薦めて食べに言った方は全員絶賛してたので、チョコミントLoverは必食かと思われます。
もう一つ、ここに来たら必ず食べて欲しいのが「和歌山みかん~」のかき氷。店主さんの和歌山愛を感じる、可愛らしいかき氷です。何回食べても、ビジュアルに惚れ惚れ。
こちらの杏仁みるくがこれまた非常においしいので、「みかん+杏仁」もおすすめ。
他の柑橘系もおいしい。これはグレープフルーツレアチーズなんですが、美味しかったなぁ…こってりとさっぱりのバランスが抜群。こういう美味しい氷が増えたから、私はあまりケーキを食べなくなったのかもしれないなぁ、などと思ったり。通年でかき氷が食べられるお店が増えた結果、本当にケーキを食べる回数が減りました、わたし(余談)。
ラムレーズン氷も大好きなので、他店でも見かけるとつい頼んでしまうかき氷でして……。こちらのはラムレーズンがしっかりラムに使ってる&レーズン満喫できるのがとっても好きです。
早稲田の新店「図星はなれ」はかき氷も油そばもボリューミィ
図星はなれ(Twitter)
東京都新宿区西早稲田1丁目1−8
食べたのは…2017年12月
早稲田・穴八幡の近くに2017年11月にオープンした「図星はなれ」に行ってきました。油そばとかき氷の専門店という珍しいお店。もともと「図星」という人気のラーメン屋さんが、油そばとかき氷で新店を出した、ということのよう。
こちらのかき氷は、基本的にもったりめのものが多いよう。最初からエスプーマがあるというのが今時だなあと思ったり。この日はTwitterで見かけたピスタチオの氷に釣られて行ったのですが、前の日で終わりだったらしい。ざ、残念…。イチゴミルクエスプーマ880円は、イチゴミルクがエスプーマで、残り半分は生いちご。内側にもシロップは仕込んであるものの、結構な範囲を氷だけで食べなくてはならず、やや寂しいかなぁ…。ブンブンブラウカフェみたいに、こぼれてもいいからたっぷりシロップかけるか、追いシロップを付けて欲しいなあと思いました。
かぼちゃミルク850円はソフトクリームみたいに渦巻いた生クリームが乗ってて、出てきたときちょっと笑いましたw いちごエスプーマもかぼちゃミルクも、なかなかおいしかったです。でも多分、慣れればもっとよくなるはず。オープンから間もないタイミングでの訪問だったので、後日また行ってみようと思います。ねいろやさんとかブンブンブラウカフェとかかぼちゃんとか、先達と比べてはいけないですが、オープン間もない新店としてはとってもおいしかったですよ!
…で、正直いうとかき氷より油そばのほうが印象に残ってるというか、おいしかったかも。普通の油そばのほかに辛シビの油そばがあって、これがおいしかったんです。山椒で辛くしてある肉味噌が載ってて、これを混ぜて食べるという仕掛け。麺が「これはうどんかな?」と思うくらいの極太麺で、噛むともちっと弾力のある歯ごたえでとてもおいしかったです。
こちらのお店、油そばもかき氷もけっこうボリューム多めでヘビーでした!食べに行く方はしっかりお腹空かせて行くことをお薦めします。
ここの味、好みなんです……「クラフトカフェ」でいちごとパクチーのかき氷@南浦和
クラフトカフェ
埼玉県さいたま市南区太田窪1695-1 TEL:048-882-0696
営業時間:11:00~18:00 木曜定休
食べたのは…2017年4月
ここ数年、気がつけば「かき氷専門店」とか、専門じゃなくても通年でかき氷を提供するお店はずいぶん増えました。“ふわふわでおいしい” “季節の食材(果物に限らず)を使ったオリジナルシロップ”なお店が当たり前になり、郊外に足を伸ばさなくても、都心部でもちょっと時間があればおいしいかき氷を食べられるようになったのは本当にうれしいし、贅沢なことだなあとしみじみ思います。このブログを始めたころ……2003年だからもう15年も前か!当時と比べると本当に大きく状況は変わったなぁと。
さて、それだけ数が増えると「人気店だけど自分の好みじゃないんだよね」「すごい人気だけど、あそこのかき氷、そんなにおいしい?」みたいな話も出てくるわけです。改めて考えてみるとめちゃくちゃ贅沢な話であります。
「人気店だけど好みじゃない」があれば、逆もあります。「ものすごい有名ってわけじゃないけど、あそこのかき氷、私はすごーーく好きなんだよねぇ……」というパターン。多分、造り手さんの味のセンスが自分の趣味に合っているということだと思うのです。
私にもいくつかそういうお店がありまして、その筆頭が南浦和の「クラフトカフェ」。過去にも何回か紹介していますが、今回はちょうど1年前の今頃(4月末)に食べたかき氷をご紹介。
クラフトカフェの問題作?いちごとパクチーのがかき氷。パクチー+レモンのシロップが意外と好相性で、シロップの底に沈んでる練乳といちごは当然おいしくて。ネタ系かなと思って頼んだのに、食べたらばっちり美味しかったw
桜氷900円。埼玉県・越生の佐藤酒造の酒粕と、さくらんぼ白あんを使ったかき氷。酒粕氷好き、桜氷好きとしては当然食べますよね。結構アルコール感のある酒粕クリームがもったり美味しい。けど、酒粕クリーム系氷としてはやや印象薄いかも…美味しいんですけども。
こちらはクリーム苺ヨーグルト、レギュラーサイズで900円。生いちごはレイベリー、蜜は紅ほっぺだそうです。別ぞえで甘さ控えめのヨーグルト蜜。
クラフトカフェの「いちご+ホイップ」のかき氷は、前から大好きなのでこちらももちろん美味しい。でも、冬場のいちごパフェみたいな氷と、春食べる今のいちご氷とでは結構味が違うんですよ。いちごの種類が違うからなんだろうけど、面白いなぁ~。
クラフトカフェさん、陶芸教室が気になりつついつもかき氷を食べるだけで帰ってしまうのです。かき氷を盛ってる器やコーヒーカップも、お店の方が焼いたものみたいですよ。過去に書いたクラフトカフェさんのエントリはこちら。
白玉たい焼きのお店はかき氷もおいしい!:阿佐ヶ谷「ともえ庵」
「ともえ庵」
東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-35-20
TEL:03-3361-6387 営業時間:11:30-20:00(餡がなくなり次第終了)、水曜休
食べたのは…2016年5月
主な値段は…生いちごと自家製練乳 700円、かぼすと生姜 700円
日に日に温かくなってきて、外でかき氷を食べるのが心地よい季節になってきましたね。 このブログ、以前は「夏季限定」と言っていたのですが、ここ数年はゴールデンウィークくらいからかき氷を食べたい人が増えて、その年の最初のピークがこの頃、というかき氷屋さん(専門店に限らず)が増えています。
さて、外でかき氷を食べるならお薦めしたいのがこのお店。阿佐ヶ谷の「ともえ庵」です。もともとはたい焼き屋さんなんだけど、かき氷もとってもおいしいんです。たい焼き屋さんなので、あんこ系氷が得意なのはもちろん、季節ごとのフルーツシロップもかなりの実力派。
生いちごと自家製練乳 700円。いちごおいしーい!外で食べるのは、こういうシンプルなかき氷がおいしいんだよね。
食べながら「練乳もうちょっとほしいね」とか言ってたら足してもらえました。ありがとうございます!
かぼすと生姜 700円。見た目通りさっぱり、意外と生姜はピリリと存在感あり。エッジの立った シロップ、技ありのうまさ。
本業はたい焼き屋さんなのでたい焼きのおいしさはいうまでもなく。味も良いけどルックスもいいですよね~!
阿佐ヶ谷には他にもおいしいかき氷屋さんがあります。合わせてどうぞ☆
お隣の荻窪でかき氷といえばもちろんこちら。
もう一駅行けば西荻窪。
外で食べるタイプのたい焼き屋さんのかき氷といえばこちらもおすすめ!
巣鴨「かき氷工房 雪菓」でオレンジレアチーズと【SR】プリン
かき氷工房 雪菓(WEB)
住所:東京都豊島区巣鴨3-37-6 TEL:03-5980-9891 営業時間:11:00‐17:00 定休日:月曜
食べたのは……2018年3月
※本エントリは、Instagramからの転載です。詳しくはこちらを→☆
巣鴨・とげぬき地蔵のすぐ近くにあるかき氷専門店「かき氷工房 雪菓」へ久しぶりの訪問。6~7人並んでましたが、タイミングが良かったみたいで意外とサクッと入れました。カウンター席に座って思い出しましたが、ここもそういえば手回しのかき氷機なんですよね。東京で手回しで氷をかいてるかき氷屋さん、というとひみつ堂を思い出しますが、そういえばこちらも手回し機でかき氷をかいています。
一杯目は「オレンジレアチーズ」950円。トップに2つ載ったオレンジの房(まったく酸味がないミカンぽい味だった)が可愛らしいです。爽やかな酸味を期待して食べ始めたんだけど、意外とモッタリ重い系。チーズクリーム重めだし、オレンジのソースは全く酸味なしでゆるいコンフィチュールって感じの加糖&加熱だし、食べ進めるとクリームチーズがドーンと現れるし、全体的に重い&甘い。
二杯目は「【SR】プリン」950円。カスタードというかタマゴミルク味のかき氷の上に生クリーム、カリカリ歯ごたえの砕いたカラメル。中にもカスタードぽいクリームが。別添えソースは手作りプリンのカラメルの味。SRって何の略なのか気になったのに、聞くの忘れた…w
1杯目も2杯目も、どちらも「まあ、分かる」という構成で、入ってるものそのまんまの味でした。こちらのかき氷、全体的に甘いんですよね……。美味しいけど、もっと美味しくできそうな気がするんだけどな、と思いながら帰ったのでした。
そうそう、ここはちょっと面白いお店なんです。店主さんの趣味なのか、店内BGMはいつもアニソンまたは声優さん系の歌手の歌。あと、ソースのバージョンが「OS?」ってくらい小数点以下細かかったり(いちごソースのバージョンアップ具合の細かさは面白かった)と、そこはかとなく……いや違う、はっきりくっきりと漂うオタク魂が、他のかき氷屋さんではまず見かけない感じで好みです。
そんなわけで客層も面白く、妙に男性率が高い。とげ抜き地蔵のすぐ近くなのに、参拝客っぽい人はほとんどいないという……普段他のかき氷屋さんで見かけない感じのメンズがうれしそうにかき氷を頬張ってるのを見るの、微笑ましくて嫌いじゃないです。